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神戸にデザイン活動拠点「KIITO」-旧生糸検査所をリノベーション

「KIITO」副センター長の永田宏和さん

「KIITO」副センター長の永田宏和さん

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 神戸市が推進している「デザイン都市・神戸」の創造と交流の拠点「デザイン・クリエイティブセンター神戸(愛称=KIITO(きいと))」(神戸市中央区小野浜町、TEL 078-325-2201)が10月6日、グランドオープンした。

「デザイン・クリエイティブセンター神戸(愛称=KIITO)」外観

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 同センターは、昭和初期に施工した4階建ての旧館と新館2棟の建物から成る「神戸生糸検査所」をリノベーション。さまざまな人々の交流から生まれるアイデアや工夫を取り入れ、社会的な問題を解決する「+クリエイティブ」をコンセプトに掲げた活動を「紡ぎ」発信していく。

 センター内会場は延べ床面積1万4000平方メートル。デザインやアートにまつわるゼミ、レクチャー、展示、イベントを行うほか、ホール、ギャラリー、会議室として貸し出し、クリエイティブラボ(オフィス入居)スペースなどを備える。生糸検査所の歴史や実際に使われた貴重な検査機械も展示する。

 開館から約3カ月間をオープニング期間とし、センター運営者や入居者、利用者と連携し、子どもから大人までが楽しめるさまざまなイベントを展開。今月は、若手デザイナーやものづくり企業などを対象としたゼミ「デザイン道場2012」、「デザイン都市・神戸」について矢田立郎神戸市長と語り合うタウンミーティング(以上20日)、神戸青年会議所のデザイン事業の説明やまちをデザインすることの必要性についてのディスカッション(21日)を予定する。

 副センター長の永田宏和さんは「デザインは暮らしの全てと結び付いている。地域社会の問題を解決するアイデアもデザインの一つ」と話す。「すでにさまざまなプロジェクトが神戸から動き出し、全国へと発信されている。これからも質の高い取り組みを積み上げていき、神戸が先駆けになれれば」とも。

 開館時間は11時~19時。

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