神戸旧居留地海岸通を代表する地上4階建て近代建築「チャータードビル」（神戸市中央区海岸通）2階・3階フロアにある芸術家の交流拠点「Gallery2」が4月1日、3年目を迎え「Gallery3」（TEL 078-392-2880）に改名した。4年目は「4」と毎年変わる。

タナカカツキさんの原画展を開催

　昨年から正体不明の女性「ののちゃん」をオーナーに迎えた同館。ののちゃんの指令の下、スタッフが制作・活動を行い、「面白いことが集まる場所」をコンセプトに国内だけでなく世界に向けて情報を発信する拠点を目指している。

　施設面積は150平方メートル。「ヘアピン6000本で作ったシャンデリア」「1万枚の板の壁」「食器で作った柱」など若手芸術家らが改装を手掛けたという館内は、企画ギャラリー・貸しギャラリー・共同アトリエ・コワーキングスペースとして活用でき、フード（800円～）を提供するカフェ＆バーも備える。

　今月26日は、2周年記念イベント「Gallery3になるよパーティー＆タナカカツキ原画展オープニング」（18時～23時、入場料＝1,500円、当日参加可能）を開催。当日は、「エキゾチックアバンギャルドなあやしい料理」を提供する。同日より、「コップのフチ子」の原案者でもあるマンガ家・タナカカツキさんの原画展も開催。原画・本・直筆で描かれた「マトリョニメ」限定10セットを販売する。原画展最終日の5月6日は、タナカカツキさんのトークイベント（16時～、入場料＝2,500円、要予約）も行う。

　同館経営者で芸術家のヤマモトヨシコさんは「素人の集まりのような私たちが運営して毎朝看板を出すことができるのも、応援していただいている皆さまのおかげ。これからも私たちらしく異質な存在でいきたい」と話した。

　開館時間は、ギャラリー＝12時～20時、カフェ＆バー＝11時30分～23時（今月26日は18時から、27日～5月5日は20時まで、5月6日は14時まで）。入場無料。6日間＋1日搬入のギャラリー利用料金は、□の部屋＝4万5,000円～、○の部屋＝6万円～。1日レンタルや時間レンタルにも対応する。