10月23日、京都・大阪・神戸・奈良を対象エリアに飲食店・レストランと宿泊施設を紹介する旅行ガイドブック「ミシュランガイド関西2015」が発売された。

記念撮影に応じる「子孫」の藤原研一さん（写真中央）

　「ミシュランガイド関西2015」の掲載店は、日本料理を中心にすしやそば、天ぷらなど近年世界的に注目を浴びている和食のカテゴリーが全体の約60パーセントを占める。料理の評価は「そのカテゴリーで特においしい料理」を表す一つ星、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」を表す二つ星、「そのために旅行する価値がある卓越した料理」を表す三つ星に加え、星はつかないがコストパフォーマンスが高いレストランを表す「ビブグルマン」で評価する。

　掲載店舗数は432軒で、うち三つ星評価は14店。2011年から対象エリアに加わった神戸エリアからは「カ・セント」（神戸市中央区中山手通4、TEL 078-272-6882）、「子孫」（兵庫県西宮市、TEL 0798-71-1116）の2店が三つ星評価を受けた。このほか、京都7店、大阪4店、奈良1店が選ばれた。

　20日に行われた出版記念パーティーで、日本ミシュランタイヤのベルナール・デルマス社長は「秋は食べ物がおいしい季節。私も関西の観光地を訪れ、よりよいモビリティを楽しみながらおいしい料理を味わう旅に出掛けたい。ドライブの際にはぜひミシュランタイヤもよろしく（笑）」とあいさつ。三つ星シェフとしてパーティーに参加した「カ・セント」の福本伸也さん、「子孫」の藤原研一さんらも笑顔でベルナール社長やミシュランマンとの記念撮影に応じていた。

　ミシュランガイドの調査員は全員がミシュラングループの社員。同ガイドの調査員として5つの評価基準に基づき、厳正な評価ができるようトレーニングを受け、約100年前に始まった匿名での調査方法が今も続いているという。

　同書籍の価格は3,240円。