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神戸・北野に老舗神戸ビーフ専門店「旭屋」2号店-神戸ビーフを全国へ

「旭屋(あさひや)」の新田滋社長

「旭屋(あさひや)」の新田滋社長

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 神戸・北野にある「北野工房のまち」(神戸市中央区中山手通3)1階に3月1日、神戸ビーフ・但馬牛専門店「神戸北野 旭屋精肉店」(TEL 078-291-1160)がオープンした。

「枝肉つるし熟成」の様子

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 同店を運営する「旭屋(あさひや)」は、兵庫県高砂市に本拠を置く大正15年創業の老舗。本店「ミート&デリカ 旭屋」は、神戸牛肉をはじめ、神戸牛を使った加工食品、総菜なども扱う。販売商品は「神戸セレクション」のモニター投票で4年連続1位。今年1月27日の「神戸セレクション8 最終審査会」では「つるし熟成神戸牛『開港』」が4位、食品部門では1位に選ばれている。

 「熟成肉」は、「ドライエイジング」ではなく、一頭まるごと骨付きのまま冷蔵庫でつるして熟成させる「枝肉つるし熟成」の手法を採用しているという。赤みの味を引き立たせるため約2週間、湿度と温度を管理した環境で熟成する。「骨付きで寝かせることで肉のうまみを出す」と新田滋社長。

 「神戸ビーフを全国の人に食べてもらいたい」と「約9年待ちのコロッケ」と呼ばれている「神戸ビーフコロッケ『極み』」のネット通販も開始。現在は同コロッケを通じて、全国から牛肉の注文も入るようになったという。

 今回の出店は、全国から客が訪れる神戸の観光拠点の同所に店舗を構えることで、全国に向けて神戸ビーフの魅力を発信するのが狙い。オープン初日は観光客だけでなく地元住民も訪れ、2時間待ちの列ができた。

 店舗面積は8.37坪。店頭には本店と同じ看板を掲げ、同所が体験型工房ということで店内奥の作業場所をガラス張りにして加工風景が見えるようした。

 商品は、注文してから揚げる「神戸牛 ミートコロッケ」(1個=100円)、「神戸牛 プレミアコロッケ」(1個=220円)をはじめ、50グラムからオーダーカットできる「神戸ビーフ リブロース」(100グラム=2,500円)、「神戸ビーフ サーロイン」(100グラム=3,000円)、「神戸ビーフ フィレ」(100グラム=3,500円)などのブロック肉、「ローストビーフ」(100グラム=1,200円)、土産用としてプレミア神戸牛を使った「神戸牛ビーフカレー」「神戸牛ビーフシチュー」(以上800円)などを取りそろえる。

 新田社長は「観光施設の中にあるが地元の方や近隣のレストラン・ホテルの方にも利用いただいている。神戸の人が食べる神戸の牛肉というものを発信していきたい。ぜひ神戸を愛する方にもご利用していただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~18時。

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