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「神戸どうぶつ王国」の人気カンガルーと添い寝 1周年記念の一環で

カンガルーの豆蔵と添い寝する「神戸どうぶつ王国」総支配人の鈴木和也さん

カンガルーの豆蔵と添い寝する「神戸どうぶつ王国」総支配人の鈴木和也さん

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 神戸ポートアイランドの全天候対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)のカンガルー・豆蔵(まめぞう)が7月19日、3歳の誕生日を迎えた。

枕を頭の下に敷いて熟睡する豆蔵

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 豆蔵は、2012年に兵庫県神崎郡の農業公園「ヨーデルの森」で生まれたアカカンガルーの雄。昨年7月14日に同施設に搬入されて以来、「自由でのほほんとした生き方」がフェイスブックを中心に話題となり、人気を得ている。

 来園客から「オッサンっぽい」とよく言われる豆蔵の特徴は、「通路のど真ん中にあおむけで寝る」「寝ながらご飯を食べる」「売り餌の台を陣取って、客から餌をもらうのを待ち構えている」「餌やり用のスコップをつかんで離さない」「メスのカンガルーに囲まれて生活しているが、みんなに少しなめられている感じ」など。同施設スタッフがいらなくなった人間用のミニ枕を与えたところ、抱き枕にしたり、頭の下に敷いたりして寝始め、その滑稽なしぐさは国内だけでなく海外メディアでも紹介された。同施設スタッフによると「ここまで人間っぽいカンガルーは、ほかではなかなかいない」とのこと。

 偶然にも、同施設の「建国記念日」が豆蔵の誕生日と同じで、1周年記念イベントの一環として豆蔵の誕生日イベントを企画。「豆蔵の親友」と自他共に認めている同施設総支配人の鈴木和也さんが「一度でいいから豆蔵と添い寝したい」という思いから、豆蔵が寝たら始まり起きた時点で終了となる「豆蔵といっしょに寝よう」という「ゆるい」イベントが実現した。

 19日、屋外エリア「アウトサイドパーク」内「カンガルーファーム」の普段は入ることができない芝生ゾーンで行われる予定だったが、悪天候のため豆蔵に誕生日ケーキと新しい枕を贈る「豆蔵お誕生日会」のみ開催し翌日に延期。20日、日程が変更になったにもかかわらず、豆蔵が寝始めた13時5分から始まった同イベントにはファンをはじめ、家族連れやカップルらが長い列を作った。参加者に進呈する6種類の豆蔵缶バッジも約70個用意されたが早々に完配。豆蔵が起きる15時ごろまでに約300人が添い寝しての記念撮影を果たした。「豆蔵はもう寝ましたか?」など電話での問い合わせがあり、開催前から並ぶファンもいたという。発起人の鈴木さんも自身のマイ枕を持参し、笑顔で列に並んでいた。

 鈴木さんは「豆蔵の寝姿ってすごく癒やされるし、一緒に寝られたら最高だろうなとずっと思っていた。寝ない時もたまにあるのでどうなるか少し心配だったが理想通りの展開になってよかった」と話す。「先日、立った状態でかなり速い動きのパラパラダンスをしている豆蔵の衝撃的な一面を見た。豆蔵がここに来てから、毎日のように見ているはずなのに今でもそういった新しい発見がある。潜在的なパフォーマンス能力でまだまだこれからも楽しませてくれるに違いない」とも。

 開園時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。木曜定休(7月・8月は無休)。入場料は、大人(中学生以上)=1,500円、小学生=800円、シルバー(65歳以上)=1,100円、4~5歳=300円など。

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