神戸の「みなとのもり公園（震災復興記念公園）」（神戸市中央区小野浜町）で10月17日・18日、街中のアウトドア＆キャンプイベント「街キャンプ KOBE 2015 ～キャンプが街にやってきた」が初めて開催される。

「街キャンプ KOBE 2015」ポスター

　阪神・淡路大震災から20年の今年。神戸の魅力の再認識と発信を目的に、海と山が共存する「Hybrid City神戸」を象徴とするイベントとして開催。復興した「経験知」の発信を目的の一つとし、街中でキャンプを体験しながら災害時に生かすことができるサバイバル術の学習も行う。

　同イベントは、公園の新たな利活用を模索するための社会実験としても実施。神戸の街の魅力にあらためて注目してもらい、観光需要（国内・インバウンド）を創出する。みなとのもり公園が防災公園であることを広く周知し、災害に強い都市づくりと市民の防災力の向上も目指すという。

　キャンプ設置予定数は200区画。1区画のサイズは5メートル×5メートル、定員4人、料金は、テント持参の場合＝6,000円、テントレンタルの場合＝1万2,000円。キャンプサイトの割り当ては、リストバンド交換の先着順。公園内での参加者による火気使用は厳禁なため、食事は飲食ブースの利用を勧める。キャンプ宿泊は事前申込制でローソンチケットとイープラスで販売。

　会場ではキャンプ宿泊のほか、サバイバルキャンプワークショップ、スマートサバイバープロジェクト講演会、ボルダリングウオール体験、防災啓発ラジオ番組、コーヒーコーナーの設置など誰でも参加できるさまざまなイベントを開催。「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美さん、「BRAHMAN」のTOSHI-LOW（トシロウ）さんによるアコースティックライブ（17日夕方）、神戸のヨガインストラクター・ぬんさんによる朝ヨガ体験（18日朝）も行う。

　実行委員会事務局の担当者は「雨が降るかもしれないし、寒いかもしれないが、街中に泊まってこそ見つかる神戸の魅力があるかもしれない。たくさんの参加お待ちしている」と来場を呼び掛ける。

　開催時間は、17日＝13時～22時、18日＝7時～15時。少雨決行・荒天中止。入場無料。問い合わせは、ラジオ関西内実行委員会事務局（TEL 078-362-7374、平日＝10時～17時）およびホームページの問い合わせフォームとメールで受け付ける。