神戸北野ホテル(神戸市中央区山本通3)内のダイニング「イグレック」(TEL 050-3177-4658)が9月1日、1食で糖質量が40グラム以下の「ロカボ(低糖質)朝食」の提供を始めた。
北里研究所病院糖尿病センター長・山田悟さんのアドバイスを受け、食材や調理法を工夫することで糖質量を40グラム以下に抑えたという同メニュー。糖質量40グラムはコンビニのおにぎり(精米白ご飯110グラム使用)の糖質とほぼ同量。40~60代の健康や美容の情報に敏感な女性をターゲットに据える。
ロカボは「緩やかな糖質制限」を指す言葉。糖質は三大栄養素の一つである炭水化物に含まれ、血糖値を上げる原因となるため、糖質を緩やかに制限することで血糖上昇を抑え、ダイエットなどの効果が期待されるという。
メニューには、ジュースやコンフィチュール、パン、生ハムなど12種類が含まれる。ジュースやコンフィチュールなど果物を使うメニューはなるべく糖質量の少ない種類を選び、砂糖ではなく低糖質甘味料で甘味を補った。メニューの中で一番糖質量が多いパンは小麦粉の代わりに大豆やふすま粉、アーモンド粉など糖質の少ない粉を使うなど工夫したという。
同ホテル広報担当の岸本暢子さんは「糖質制限というと、どうしても甘いものやパンを我慢しなければいけないというイメージだが、当ホテルの朝食で通常提供している朝食と変わらない印象に仕上がった。特にパンは低糖質パン特有の食感や匂いをあまり感じることなく、同じく低糖質に仕上げたコンフィチュールとの相性もぴったり」と紹介する。「ジュースはフルーツと野菜をベースに今回初めてアーモンドミルクを使ったクリーミーなものから、ハーブなどで香り付けをしたクリアな味わいのデトックスウオーターなど味のバリエーションが広がったのでは」とも。
提供時間は7時~10時。価格は朝食のみで7,000円。10日前までに要予約。