来年1月1日で開港150年を迎える神戸港の記念事業を企画する神戸開港150年記念事業実行委員会は12月26日、イメージキャラクターとして神戸市出身の女優である戸田恵梨香さんをイメージキャラクターに起用すると発表した。
1年を通して行う同事業では、5月に開催する「神戸開港150年記念式典」をはじめ、7月には「海フェスタ」、9月には「秋の『食』イベント」などを開催。30年後の神戸港の目指すべき姿を示す「神戸港の将来像」も策定するという。
記者会見に登壇した戸田さんは「神戸には16歳まで住んでいて、動物園やハーバーランドで友人と過ごした思い出の街。神戸で撮影していたとき、同級生のお母さんに声を掛けられて恥ずかしかった思い出も」と笑顔を見せる。
会見ではほかにも同事業のテーマソング「海のある街」を歌う神戸高校出身の3人組ピアノ・ロックバンドWEAVERが出席。作曲を担当したピアノ&ボーカルの杉本雄治さんは「神戸出身の僕たちとしてはすごく光栄なお話、すてきな曲でイベントに花をそえたい。(3人が通っていた)神戸高校から見えるすてきな景色を思い出して書いた曲」と紹介した。
久元喜造神戸市長は「元日からめじろ押しで行う式典や音楽祭に向け、神戸の街をさらに盛り上げるため、神戸出身の戸田さんにイメージキャラクターに就任いただけてよかった。WEAVERの曲はアップテンポでさわやかな中にも、優しさが感じられる曲。ストーリー性のある歌詞のこの曲が神戸の街で流れることが楽しみ」と激励した。
1868年の開港後、欧米の文化の窓口としてグル府やサッカー映画などの生活文化が広まった神戸港。港の朱地区と海運業、造船・鉄鋼などの興業が相まって港町神戸の礎を築いた。