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神戸メリケンパークにスタバ西日本最大級店舗 地域に根差した空間づくりも

「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」外壁はスターバックスのロゴに描かれている人魚の「サイレン」のうろこをイメージ

「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」外壁はスターバックスのロゴに描かれている人魚の「サイレン」のうろこをイメージ

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 神戸開港150年記念事業の一環としてリニューアルされたメリケンパーク内に4月21日、西日本最大級の広さを持つ「スターバックス コーヒー 神戸メリケンパーク店」(神戸市中央区波止場町、TEL 078-335-0557)がオープンする。

神戸メリケンパーク店の高田聖子店長

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 関西エリアでは初の公園内店舗となる同店。神戸海洋博物館(同)の南側、神戸港と芝生が広がる展望広場の隣に位置し、「KOBE HARBOR COFFEE CRUISE」をコンセプトに掲げる。

 店舗面積は374平方メートル。席数は店内71席、テラス34席を用意する。ガラス張りの開放感のある店内では、「くつろぎの時間を過ごせる」ようにソファ席やベンチシートを多く配置。公園内立地の特性を生かし、テラス席を豊富に用意することで「自然とのつながりを感じることができる空間」を演出する。船首をイメージした2階部分の窓に面して配置したカウンター席からは、神戸の街並みから神戸港までを見渡せるように仕上げた。

 外観は、菱葺(ひしぶき)という手法で外壁を覆い、スターバックスのロゴに描かれている人魚の「サイレン」のうろこをイメージ。エントランスの取っ手やアートワークの飾りには流木を使うことで木のぬくもりと海のイメージで客を迎える。

 地域への貢献と環境に配慮した店舗づくりとして、バーカウンターのフロントパネルに六甲山の間伐材を採用。2階壁面の一部にはコーヒーの豆かすを再利用した建材を採用した。屋上緑化やエネルギー効率の高い機器なども導入。居心地のよい空間を提供するとともに、環境負荷低減にも努め、環境性能が優れた店舗としてLEED(Leadership in Energy and Environment Design)認証の取得を目指すという。

 2017年は、神戸市とシアトル市との姉妹都市提携60周年およびシアトル港との姉妹港提携50周年。1階と2階をつなぐルーバーには神戸の街並みとシアトルの街並みに人魚のサイレンを描き、地域とのつながりをアートのデザインに込めた。

 同店の高田聖子店長は「公園には、さまざまな思い出や人との出会いがあると思う。皆さんになじみのある公園の中の店ということで、人と人との出会いが生まれる店にしたい。来店されたお客さまの気持ちが少しでも豊かになり笑顔になっていただけるよう、おいしいドリンクの提供やお客さまとのコミュニケーションをバリスタ一同心掛けていく。生活の一部として当店を利用いただけるように努めていきたい」と話す。

 スターバックスコーヒージャパン(東京都品川区)広報の田中有紀さんは「神戸での初出店から18年目を迎え、『神戸メリケンパーク店』の出店により地域の一員として、新しく生まれ変わるメリケンパークのにぎわいの創出と地域の皆さまの憩いの場となることを目指す」と話す。「今後も『サードプレイス(家庭・職場・学校などに次ぐ第3の生活拠点)』を提供し、地域に根差した空間づくりをしていく」とも。

 営業時間は8時~22時。

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