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高倉健さん追悼展と神戸の映画館がコラボ企画 出演作上映へ

故・高倉健さん出演の映画を上映する「元町映画館」広報・企画担当の宮本裕也さん

故・高倉健さん出演の映画を上映する「元町映画館」広報・企画担当の宮本裕也さん

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 故・高倉健さんの誕生日の2月16日、西宮市大谷記念美術館(西宮市)が4月7日から開催する巡回展「追悼特別展 高倉 健」と神戸の映画館とのコラボ企画を発表した。

「追悼特別展 高倉 健」メインビジュアル

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 高倉さんの映画俳優としての仕事と業績をあらためて顕彰する同展。高倉さんをモチーフとした横尾忠則さん、森山大道さんによる作品とともに、出演作205本すべてから抜粋した出演場面の映像を紹介する。高倉さんが所蔵していた台本や小道具、スチール写真、ポスター、プレスシートといった宣伝物など、貴重資料を一堂に展示し、時代とともに歩んだ足跡をたどる。

 同展で紹介するのは、高倉さんが出演した各場面抜粋の映像展示。「映画を一本、最初から最後まで見てもらいたい」との思いから、元町商店街4丁目のミニシアター「元町映画館」(神戸市中央区元町通4)と新開地の「Cinema KOBE」(兵庫区)では同展会期中、高倉さん主演映画の上映を行う。

 「Cinema KOBE」では、5月12日~18日=「新幹線大爆破」「昭和残侠(ざんきょう)伝 唐獅子牡丹(からじしぼたん)」の2本立て、「元町映画館」では、19日~25日=「飢餓海峡」、26日~6月1日=「君よ憤怒の河を渉(わた)れ」を上映する。4作品ともデジタル上映。

 期間中、展覧会と映画を見た人を対象にスタンプカードを配布。各会場を巡ってスタンプを集めると先着100人に展覧会告知ポスターを進呈するほか、相互割引システムとして、美術館のチケット提示で各映画の一般当日料金から、映画のチケット提示で美術館の一般当日料金から200円割り引く。

 「元町映画館」広報・企画担当の宮本裕也さんは「展示は映像がメインとなっており、すべてを見るには2時間ほどかかるボリューム。今ではめったに見られない貴重映像もある。映画では若いころの高倉健さんに加えて、原田芳雄さん、千葉真一さん、大滝秀治さんら盟友も多く出演している。その時代を写し取ったかのような『俳優たちのぶつかり合い』から生まれる映画の魅力を見て体験してほしい。西宮・神戸発信のこの企画がさらに映画を好きになるきっかけになれば」と話す。

 上映時間は「元町映画館」「Cinema KOBE」のホームページに掲載する。問い合わせは「元町映画館」(TEL 078-366-2636)まで。

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