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神戸に熊本特化飲食店「熊本火の国ワールド」 県と連携協定結び出店

「熊本火の国ワールド 神戸三宮店」オープニングの様子 左から小野泰輔熊本県副知事、くまモン、河野圭一ワールド・ワン社長

「熊本火の国ワールド 神戸三宮店」オープニングの様子 左から小野泰輔熊本県副知事、くまモン、河野圭一ワールド・ワン社長

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 熊本県に特化した飲食店「熊本火の国ワールド 神戸三宮店」(TEL 078-958-7155)が3月21日、神戸・三宮にあるニュー光陽ビル(神戸市中央区北長狭通1)1階にオープンした。

希望があれば「くまモン」と相席も

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 神戸を中心に地方活性化型飲食店を展開するワールド・ワン(下山手通2)が熊本県産品と観光の情報発信に関わる連携協定を締結したことで実現。食を通じて同県の観光PRや地方創生、地元への誘客も実践し、特産品販売などのコーナーも設け、地元のアンテナショップとしての役割も担う。ワールド・ワンが都道府県と連携協定を締結するのは青森県に次ぎ2件目。

 店舗面積は58坪。席数は、テーブル、座敷など110席。喫煙可で、最大34人の貸し切りにも対応する。熊本の城下町を表現したという店内は、特産品のい草や熊本城の復興瓦を使い「リアルな熊本」が伝わるよう工夫。2016年に発生した熊本地震で大きな被害があった文化遺産である熊本城の瓦を購入し、内装に利用することで復興支援を行っている。

 「ライブ感」にこだわり、阿蘇から直送した牧草で一気に炙(あぶ)り焼きにする「阿蘇 草原焼き」、阿蘇山の噴火によって流れ出した溶岩でじっくり焼き上げる「阿蘇 溶岩串焼き」などはオープンキッチンで調理。熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」が座ったポーズをする大型フィギュアも用意し、希望があれば相席をすることができる。

 食材は、馬肉、あか牛、地鶏の天草大王、天草の地だこ、太刀魚など名産を生かした料理100種類以上をラインアップ。米焼酎ブランド「球磨(くま)焼酎」も全28蔵分を取りそろえる。

 メニューは、「極上馬刺し5種盛り合わせ」(2,980円)、「味千拉麺」監修の「熊本ラーメン パイク―入り」(880円)、あんこと蒸したサツマイモが入った団子「いきなりだんご」、小麦粉の団子が入った郷土料理「だご汁」(以上280円)、「村上カラシレンコン店」の「からし蓮根」(480円)、ぬたに似た郷土料理「一文字ぐるぐる」(380円)、「五木屋本舗」の「山うにとうふ」(480円)、「刺し身5種盛り」(1,580円)などを提供。

 ドリンクは、球磨焼酎、熊本赤酒(以上380円~)、熊本地酒(680円~)、熊本ワイン(ボトル2,980円)、「熊本トマトのレッドアイ」「熊本火の国サワー」(以上580円)などのほか、「熊本ジンジャーレモン(ホット、・アイス)」(280円)などの熊本の名産を使ったソフトドリンクを用意する。

 同社広報担当の松波知宏さんは「熊本県と連携協定を締結することで全面的にバックアップしていただき、郷土の味・雰囲気が体感できる店をオープンできた。当社のビジョンとして、食を通じて郷土と地域をつなぎ盛り上げて行きたいという思いがある。地元のおいしいものや面白いものを熊本の生産者の皆さんや行政の方々と一緒に発信していけるような店にしていきたい。熊本の皆さんに関西の発信拠点と思っていただけたら」と熱く語る。

 営業時間は17時~24時。

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