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神戸・三宮本通商店街にカボチャスタンド 「Zucca」2号店

「Specialty Pumpkin Zucca(スペシャルティーパンプキン ズッカ)」で人気の「かぼちゃパフェ」とスタッフ

「Specialty Pumpkin Zucca(スペシャルティーパンプキン ズッカ)」で人気の「かぼちゃパフェ」とスタッフ

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 カボチャスタンド「Specialty Pumpkin Zucca(スペシャルティーパンプキン ズッカ)」(神戸市中央区三宮町2)が6月8日、神戸・三宮本通商店街にオープンした。

「かぼちゃパフェ(全部のせ)」

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 高級カボチャ「栗マロンかぼちゃ」のスイーツとデリの専門店「Zucca」(東灘区御影郡家1)の2号店。「栗マロンかぼちゃ」を使ったドーナツを中心にソフトクリームを合わせたパフェやコロッケなどを提供する。

 「栗マロンかぼちゃ」は、1本の蔓(つる)から1個に全栄養を集中させる製法で作る「幻のカボチャ」といわれており、国内カボチャ総生産量の0.1%で北海道、宮崎、長崎の約70人の限られた生産者が栽培。でんぷんの含有量が通常のカボチャの5~10倍あり、糖度が高いという。

 約30年前、店主の佐藤一さんが中学生の頃に卸売市場の仲卸として働いていた父が「栗マロンかぼちゃ」を扱い始めたことで初めて出合い、味と魅力に引き付けられたという。2007(平成19)年9月には、父と同名の販売会社を設立。百貨店への卸を中心に営業を行うことで、今では全国の百貨店でも販売され、有名レストランでも使われるようになった。

 「より広くおいしさを消費者に知ってほしい」と、2015(平成27)年2月26日に初の実店舗をオープン。「青果物には価格の変動がつきものだが、年間通じて一定の値段で販売できれば」とブランディングを進めており、より気軽に「栗マロンかぼちゃ」を食べてもらいたいと今回の売店スタイルの店舗を開いた。

 店舗面積は4坪。白、黒、グレーの3色に絞り、海外にあるような手作り感がありながらシンプルな内装に仕上げた。店内には、佐藤さんが少しずつ集めた東ヨーロッパのビンテージ雑貨を配置。商品はテークアウトのほか、店舗横にある4人掛けのテラス席で食べることもできる。店名「Zucca」はイタリア語でカボチャを意味する。

 商品は、栗マロンかぼちゃを練り込んだ「かぼちゃドーナツ」(5個=500円、10個=900円)、栗マロンかぼちゃの素揚げ「フライドズッカ(180グラム)」(500円)、栗マロンかぼちゃのソフトクリームにチーズケーキ、ブラウニー、フライドズッカ、ドーナツをトッピングした「かぼちゃパフェ(全部のせ)」(990円)、栗マロンかぼちゃと牛ミンチだけで作った「かぼちゃコロッケ」(1個=220円、5個=1,000円)、栗マロンかぼちゃにエルダーフラワー、豆乳を加えて仕上げた「かぼちゃミックスジュース」(500円)、「かぼちゃミックスジュース」にかんきつ系のシャーベットを合わせた「かぼちゃミックスフロート」(750円)など。

 佐藤さんは「気軽に食べることができるオリジナルスイーツやデリを通じて、栗マロンかぼちゃのおいしさを次世代に伝えたい。栗マロンかぼちゃはとても手間がかかり、中途半端な思いでは栽培できない野菜。実店舗の展開でよりブランド価値を高めていき、生産者へ利益還元できれば、農家の皆さんも若手に引き継いでいけるのでは」と話す。

 営業時間は11時~19時。水曜定休。

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