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神戸の間借りカレー店「ラージクマール」が実店舗 「神戸をカレーの街に」を合言葉に

「神戸カレー食堂 ラージクマール」店主の片山絢一さんとスタッフら

「神戸カレー食堂 ラージクマール」店主の片山絢一さんとスタッフら

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 神戸の間借りカレー店として営業してきた「ラージクマール」(神戸市中央区北長狭通3)が11月10日、神戸・トアウエストに「神戸カレー食堂 ラージクマール」としてオープンした。

カレー「3種あいがけ」

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 店主の片山絢一さんは他店舗を借りる「間借り営業」で2017年1月から活動しており、念願だった実店舗を開いた。

 店舗面積は40坪。席数は、カウンター3席、テーブル16席に加え広い待合スペースを用意。「デートや女子会でも利用してほしい」という思いから、店内はカフェ風の落ち着いた内装にしている。エントランスに続く階段には、間借り営業時代に場所を提供してくれた店のイメージカラーを塗ったという。

 「神戸にはさまざまな種類のカレー店があることを知ってほしい」と、待合スペースでは神戸にあるカレー店を紹介。片山さんは「近日中に神戸のカレーマップが完成予定。待合スペースに掲示し、順番待ちをしている間にもカレー店の情報収集をしていただければ」と話す。

 片山さんはサラリーマン時代に趣味が高じ、カレーイベントに出店。「誰かに食べてもらうことに感動を覚え、これを生業にしたい」と感じ、実店舗を持つことを目標にサラリーマンを続けながら間借り営業を始めた。さまざまな種類のカレー店が多い神戸で、「神戸をカレーの街に」という理念を掲げ、他カレー店と共にイベントも開いてきた。

 片山さんは「カレーを神戸の代名詞のような食べ物にしたい」と話す。「普段、カレーを外で食べない方に『外食でカレー』という選択肢を提案し、この店に来てもらい他店舗の紹介もすることで、ここをカレーの街の入り口にしたい」とも。

 現在、店内にはドライフラワーアーティストの作品を展示している。「間借り営業時代からたくさんの人に助けてもらった経験から、同じように目標を持った人にチャンスを提供する場所になれば」と片山さん。実店舗を持つに当たり、準備期間から一丸となって店づくりをしてきたメンバーの中には将来カレー店を開きたいというスタッフもいるという。「彼女にも、いつかこの店で間借りカレーをやってほしい」と、同じ夢を持つ人の応援もしていく。

 提供するカレーは、スパイスカレーに慣れてない人が食べやすいようにうま味を重視。レギュラーメニューは「3種ナッツの香ばし鶏キーマ」「3種チーズのコク旨(うま)ポークキーマ」(以上900円)。週替わりカレー、「3種あいがけ」(1,100円)、「2種あいがけ」(1,000円)も用意し、全てのカレーに副菜2品が付く。

 ドリンクはアイスコーヒー、オレンジジュース、ウーロン茶(以上200円)、ネパールビール「ネパールアイス(瓶)」(600円)を用意する。

 営業時間は11時30分~15時。水曜定休。

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