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神戸発古着店「突撃洋服店」が神戸阪急にポップアップショップ

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さん

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 神戸発の古着・雑貨店「突撃洋服店」のポップアップイベント「着方が、生き方。」が1月27日、神戸阪急(神戸市中央区小野柄通8)本館2階パティオステージ2で始まる。

「着方が、生き方。」イメージビジュアル

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 「突撃洋服店」創業者でディレクターの安田美仁子さんが独自の審美眼でセレクトした海外買い付け商品を展示販売する同企画。神戸阪急の全館テーマである「DISCOVER LOVE」を安田さんに伝えたところ、「洋服を通じて『自分を知って、自分をもっと愛そう』を軸に展開してはどうか」と提案があり、同企画テーマに決めたという。

 商品の仕入れや店舗ディレクションを行うだけでなく古着表現作家でもある安田さん。昨年4月7日には、服やアクセサリーの写真にSNSで発信した言葉を添えて紹介する初の著書「古着は、対話する。」(ギャンビット、四六判並製、384ページ、フルカラー、税別2,000円)を刊行した。会場では、同書籍内の言葉を展示し、書籍も販売。期間中は安田さんが毎日在店する。

 同イベントのイメージビジュアルには「自分を愛そう、自分を知ろう」というコンセプトの下、「それぞれがそれぞれの動き、人に合わせない、でも調和がとれている」という思いが込められている。

 安田さんは「ビジュアルは『各々が自分の所作ながらも不思議に調和が取れる』というテーマにした。2人のモデルがダンスっぽくならないシンプルな動きをしている」と話す。「コロナ禍だが、心躍る瞬間は必要。実際に触れて、試着してほしい」とも。

 営業時間は10時~20時(最終日は18時まで)。2月2日まで。

 突撃洋服店は神戸旧居留地の近代洋風建築の保存運動が盛んだった1985(昭和60)年、1922(大正11)年建築の大興ビルの一室に1号店をオープン。デザイナー個々の世界観を形にしていたデザイナーズブランドに影響を受けて、「時代、ジャンル、カテゴリーに関係なく、独自の価値観で選んだ古着でモードをつくる」というコンセプトを掲げ、映画やドラマ、アーティストへの衣装提供をするなど活動の幅も広い。

 1989(平成元)年1月には「高砂ビル」へ移転。阪神・淡路大震災が起こった1995(平成7)年、多大な被害を受けたが2月には東京・渋谷で営業を再開し、現在も「渋谷店」として営業を続けている。復旧後は神戸での営業を続け、2012(平成24)年9月に元町の「MISXビル」へ移転。2015(平成27)年6月4日に30周年企画として芸術家の交流拠点「Gallery9」が入居していた近代建築「チャータードビル」へ移転した。昨年4月21日、新型コロナウイルスの影響により神戸店のみいったん閉店したが、現在はポップアップショップとして展開している。

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