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神戸どうぶつ王国で初のブッシュドッグ赤ちゃん誕生 一般公開へ

ブッシュドッグ(ヤブイヌ)の赤ちゃんの飼育を担当する小村潤さん

ブッシュドッグ(ヤブイヌ)の赤ちゃんの飼育を担当する小村潤さん

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 神戸ポートアイランドの全天候型対応施設「神戸どうぶつ王国」(神戸市中央区港島南町7、TEL 078-302-8899)で9月17日、ブッシュドッグ(ヤブイヌ)の赤ちゃんの一般公開が始まる。

ブッシュドッグ(ヤブイヌ)の赤ちゃん

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 準絶滅危惧種で野生のイヌ科で最も原始的な種として知られるブッシュドッグ。同園によると、日本動物園水族館協会加盟園館では6園館15頭しか飼育していないという。同園では2019(平成31)年3月から飼育しており、今回が初繁殖となる。

 8月10日早朝に雄1頭、雌1頭が誕生。出生時150グラムだった体重は1カ月で900グラム以上に増え、開眼・萌出(歯が生えること)など、すくすくと成長し健康状態も安定しているという。

 公開場所は北エントランス近くの「コンタクトアニマルズ」エリア。公開時間は11時~12時、13時30分~15時。動物の体調により予告なく内容が変更・中止になる場合がある。

 飼育スタッフの小村潤さんは「ブッシュドッグの繁殖は初めてで無事に育てられるか不安もあったが、カリカ(母親)の出産をカメラ越しに見て『これだけ頑張って産んでくれたのだから、この小さな命を大切に育てなければいけない』と強く思った。目が開いたり、歯が生えたり、歩けるようになったりと日々成長する姿を間近で見ていると母親のような気持ちになる。小さな変化にも気付けるように慎重に観察し、元気いっぱいに育ってくれるようにこれからも成長を見守っていきたい」と意気込む。

 赤ちゃんの名前は、現在クラウドファンディングサイト「READYFOR」で支援を募っている「花と動物と人との懸け橋プロジェクトセカンドチャレンジ~魅惑の動物園作りに向けて~」で命名予定という。

 9月30日までの開園時間は10時~16時。水曜・木曜休園(祝日は営業)。入園料は、大人(中学生以上)=1,800円、小学生=1,000円、幼児(4~5歳)=300円、シルバー(満65歳以上)=1,300円。緊急事態宣言などにより開園時間・休園日を変更する場合がある。

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