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老祥記が「ドリーム豚饅プロジェクト」始動 神戸の食文化向上目指す

神戸・南京町の豚まん店「老祥記」4代目の曹祐仁(そうまさひと)さん

神戸・南京町の豚まん店「老祥記」4代目の曹祐仁(そうまさひと)さん

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 神戸・南京町の豚まん店「老祥記」(神戸市中央区元町通2、TEL 078-331-7714)が10月12日、神戸の食文化向上を目指す「ドリーム豚饅プロジェクト」を始動した。

カレー豚まんの収益で「老祥記放課後キッチン」を来年夏に開設予定

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 第1回は市内の飲食店とのコラボレーションで「カレー豚饅」を開発・販売。その収益を子どもの食育事業に活用する。

 同プロジェクトを発足した理由について、4代目の曹祐仁(そうまさひと)さんは「飲食店とのコラボでよりおいしいものを生み出し提供することで、飲食店同士の成長につながると考えた。さらに、将来を担う子どもたちの食育の向上を目指すことで神戸の食文化の向上につながるとも考えている」と話す。

 コラボする飲食店は、自薦他薦問わず2~3店を募集する。採用店の推薦者には同店の「豚まん100個プレゼントチケット」を進呈するほか、応募した飲食店の中から抽選で10人に同店姉妹店「曹家包子館」の「椎茸豚まん15個チケット」を進呈する。応募方法はツイッターでハッシュタグ「#ドリーム豚饅」を付けて、希望店を投稿。メールフォームでも受け付ける。

 同プロジェクトで開発した豚まんの販売イベントは、来年春ごろ開催する。その収益を活用し、同年夏ごろに「楽しく食べる」「楽しく作る」「楽しく学ぶ」をコンセプトにした子どもたちへ食の素晴らしさを伝える「老祥記放課後キッチン」の開設を予定する。

 同プロジェクトは、神戸市が主催する「withコロナ KOBE応援プラットフォーム」の認定事業。新型コロナウイルスの影響を受け、困っている市民に対する「応援したいこと」を募集し、認定された事業を同市が支援する取り組み。豚まんを購入した人も「子どもたちの食育事業」を応援できる同プロジェクトの仕組みが、地域貢献事業として認定を受けた。

 曹さんは「このプロジェクトを通して豚まん業界とカレー業界が盛り上がることを期待している」と話す。「子どもたちへの食育事業は老祥記として初の試み。プロが作るおいしいものを『老祥記放課後キッチン』で体験し食べてもらうことで、食が持つ素晴らしさを感じてもらえたら」とも。

 第1回募集締め切りは12月12日。

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