神戸電子専門学校(神戸市中央区北野町1)で11月1日、「第15回学園祭」が行われ、トークショーにサウンドクリエーター・神前暁さんと漫画家・浜田ブリトニーさんがゲストで登場した。
トークショーは、同校のサウンド、グラフィック学科の学生と第一線で活躍するクリエーターとの接点を創出することで、学生たちに自身の具体的な将来像をイメージしてもらうことを目的に開催するもの。ゲストの2人それぞれが単独で出演する2部構成で、同校の生徒を中心にそれぞれ100人以上が参加した。
神前さんは「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき すた」など話題のアニメ作品の音楽を多数手がけるサウンドクリエーター。浜田さんは「自称20歳」のギャル漫画家で、奇抜なルックスとネットカフェなどで寝泊りする「ホームレス」としてのライフスタイルが注目され、バラエティー番組などで活躍している。
浜田さんはデザイン科の学生達を相手に画力対決を行ったほか、それぞれがクリエーターとして成功に至るまでの自身の経験談や学生に向けたメッセージを発信した。
トークショーで作曲の面白さを問われた神前さんは「音楽が好き。この絵にこんな音楽がはまっていたらいいのに――とDJのような感覚で作る。それがぴたっとはまったときには、音楽やってて良かったと思う」と答え、「音楽的な耳を鍛えることが重要。何が良くて何が悪いかを聴き分けられる耳があれば必ず成功にたどり着けるから」と学生にアドバイスした。
浜田さんは「聖徳太子」「カッパ」「カンガルー」などのお題でデザイン科の学生たちを相手に画力対決を行い、2勝5敗という結果に。トークショーでは「これからはギャルじゃない話も描きたい。せっかく漫画家になったんだから天下をとりたい」と意気込み、学生たちには「学生時代って『ココオレ』(心が折れる出来事)が多いけど、そんな時は『ライガン』(来世頑張る)で」とギャル語でエールを送った。