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神戸で芸術活動行う「C.A.P.」が会報誌創刊 書店やギャラリーで販売も

5月1日にオープンした「CAP Library」でサポーティングメンバーシップマガジン「capsule(キャプスル)」を紹介する河村啓生編集長

5月1日にオープンした「CAP Library」でサポーティングメンバーシップマガジン「capsule(キャプスル)」を紹介する河村啓生編集長

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 神戸市立海外移住と文化の交流センター(神戸市中央区山本通3)内で活動する団体「C.A.P.(芸術と計画会議)」(TEL 078-222-1003)が5月1日、サポーティングメンバーシップマガジン「capsule(キャプスル)」を創刊した。

Kobe Art Venues「キタノサーカス」

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 1994(平成6)年に設立された「C.A.P.」は「The Conference on Art and Art Projects」の略で、神戸を拠点に文化活動を推進する非営利団体。「現代社会に活(い)きる芸術の研究」「芸術を社会に浸透させる新たな仕組み作り」「芸術を通した社会教育の推進」「芸術を軸とした国際交流活動」を目的に「定期的な研究会の開催」「新しいかたちでの展覧会の企画・開催」「シンポジウム、レクチャー、ワークショップの開催」「芸術に関する情報の交換および提供」「親睦と交流を目的としたイベントの開催」「メディアの発行(研究会報誌ほか)」などの活動を行っている。

 20年以上にわたってプロジェクトを進める中、さまざまな人たちと関わってきたという同団体。同冊子では、活動を支える寄付者(サポーティングメンバー)をはじめ、神戸やアートに関心のある人たちをターゲットに、街、暮らし、アート、C.A.P.とつながりのある国内外の人々のことを生活者の視点に寄り添って紹介する。冊子名は「CAP+スル?」という言葉遊びから名付けた。

 創刊号では、「ギャラリー島田」の島田誠さんインタビュー、ギャラリーやタンゴのダンス場などさまざまな活動を行ってきた「キタノサーカス」の紹介、海外アートグループとの企画「See Saw Seeds」の参加者インタビュー、マスダケイコさんの漫画のほか、アーティスト作品、近隣スポットなどを掲載する。

 1冊500円。年3回発行。「ギャラリー島田」「自由港書店」「1003」「ワールドエンズガーデン」「花森書林」など、神戸市内の書店やギャラリーで販売する。サポーティングメンバーシップへの参加、神戸市のふるさと納税制度を通じて同団体へ寄付することで無料進呈も行う。

 河村啓生編集長は「私たちの現在進行形の活動として、アーカイブされる街やアートの姿として、多くの人に手に取っていただき、読んでもらいたい」と話す。「今後、海外への配布も行い、海外のアートコミュニティーの話題も神戸に紹介していく」とも。

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