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「モロゾフ カスタードプリン」誕生60周年 「プリンの日」に記念商品も

モロゾフ カスタードプリン誕生60周年記念商品「濃たまごのカスタードプリン」

モロゾフ カスタードプリン誕生60周年記念商品「濃たまごのカスタードプリン」

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 洋菓子メーカー「Morozoff(モロゾフ)」(本社=東灘区向洋町西)が「モロゾフ プリンの日」である5月25日、モロゾフ カスタードプリン誕生60周年記念商品を発売した。

カスタードプリンを皿に移す様子

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 年間650万個以上を製造し、モロゾフで一番人気というカスタードプリン。2011(平成23)年に登場したモロゾフ公式キャラクター「プリーナちゃん」の誕生日5月25日を「モロゾフ プリンの日」として独自に定めた。関西では「プリンのガラス容器がある家庭が多い」とメディアで話題になることも多い。

 同社によると、同商品は1962(昭和37)年、東京銀座近くにあったモロゾフの喫茶メニューから始まった。当時はケーキなどのメニューがなく、従業員がオリジナルメニューとして1日数十個ずつ焼いていたという。作ることができる量が限られる一方、日増しに注文が増えていき、1968(昭和43)年に工場での生産を開始。広く販売されることになり、現在は全国の4拠点(札幌・千葉・神戸・福岡)で製造している

 工場での製造が始まった頃、カフェと同様に陶器で商品化したが、品質のレベルが不安定で改良にも苦戦。さまざまな課題をクリアしたのがガラス容器だったという。1973(昭和48)年にガラス容器に変わってから約40年、割れ防止のための形状変更や軽量化など試行錯誤を繰り返し、マイナーチェンジを含めれば計7回の改良を行っている。

 一方で牛乳、卵、砂糖などシンプルな材料と品質はそのままに、「進化しながらも変わらない味」を現在まで守り続けているという。

 60周年記念商品は「濃(こい)たまごのカスタードプリン」(324円)。全国の洋生菓子販売店舗で取り扱う。

 広報担当者の岩崎未来さんは「定番のカスタードプリンと比較して、卵黄の配合比率を約1.8倍増量した。しっかりとミルク感もありながら、食べ応えのある『濃い』卵の味わいに仕上げた」と話す。

 販売期間は11月30日まで(予定)。一部、取り扱いのない店舗もある。

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