親善大使は思い出の布や毛糸を使ったぬいぐるみ-神戸で2千体展示

ハッピートイズで作ったツリーなど、神戸・三宮会場には約2,000体のぬいぐるみを展示する

ハッピートイズで作ったツリーなど、神戸・三宮会場には約2,000体のぬいぐるみを展示する

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 フェリシモ本社の入る朝日ビル(神戸市中央区浪花町)1階ピロティで11月30日、「フェリシモ ハッピートイズプロジェクトお披露目展示会」が始まった。

参加者手作りの「ハッピートイズ」が並ぶ

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 同プロジェクトは、阪神・淡路大震災をきっかけに「自分たちも何かできないか」という同社の顧客からの声に応えるかたちで始まった。ボランティア参加者が手放せずにいる思い出の布や毛糸でぬいぐるみを手作りし、「笑顔の親善大使」として世界中の子どもたちに贈るというもの。全国から送られたボランティア参加者手作りによるぬいぐるみは同会場での展示後、世界中の子どもたちにプレゼントする。これまでにインドやスリランカ、ベトナムなど30を越える国や地域に寄贈している。

 今年のキャラクターは「大きなゾウさん」。参加者は同社発売の「パッチワークのぬいぐるみ」(500円~1,600円)か「あみぐるみ」(500円~2,000円)の参加キットを購入し、製作が完了し次第同社へ返送。ハッピートイズは来年3月末まで募集している。

 今年のテーマは「未来をつかもう」。そこには「夢を分かち合い、力を合わせて幸せな未来へ歩んでいく。すべての人が手を取り合って、一人ひとりの可能性を大きくつないで幸せな未来をつかみましょう」という思いが込められているという。

 同社コーポレートコミュニケーショングループの吉川公二さんは「多くの人が時間をかけて手作りしたものが展示されることによって、更に多くの人の気持ちに伝わることと思う。国内・国外の子どもたちにプレゼントされることが、生活者による社会貢献活動の一つのモデルでもある」と話す。

 13回目を数える同プロジェクト。今年は11月30日現在で全国から3,000体以上のハッピートイズが届き、会場には約2,000体を展示。会場クリスマスツリーやプレゼントボックスに見立てた展示棚を彩っている。

 開催時間は8時~21時30分。12月25日まで。

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