
神戸市須磨区地域協働課が現在、地域活動の担い手育成事業「ATSUMARU(アツマル)講座」の受講者を募集している。
地域コミュニティーの希薄化に対し、地域課題の解決・活性化のため、地域活動に積極的に参加する担い手の発掘と育成を目指す同講座。地域住民が主体的に活動することを通じて、互いに顔の見える関係を構築する場を提供することを目的としている。2022年・2023年度に行われた「名谷ワッショイ講座」の後継として2024年度から「ATSUMARU講座」として開講。受講後、修了生が地域団体を立ち上げるなど、継続的な地域参画につながる成果を上げている。
今回募集しているのは「地域活動デビューコース」の受講者。地域団体のボランティア活動や地域イベントに参加したりする体験型で行う。ワークショップなどもあり、地域活動に触れ、知るための初心者向けのコースとなる。内容は、「知る・体験する・考える」をテーマに、地域活動の基礎を学ぶ。現場体験や仲間との対話を通じて参加者が「自分らしい地域との関わり方」を見つけることを目指すという。
講座内容とスケジュールは、7月16日(19時~21時)=地域と自分を見つめる、7月23日(同)=好きをカタチにしてみる、7月30日(同)=支え合いのしくみを知る、8月3日(10時~12時)=まちに出て関わってみる、8月6日(19時~21時)=地域のリアルを聞いてみる、8月20日(同)=わたしの関わり方を描く、8月27日(同)=小さな一歩を発表する。
同講座を企画運営する森田順子さんは「これまでこの講座には、仕事をしながら地域に関心を持ち始めた方や、子育てが落ち着いて何か始めたいという方など、多様な方も参加している。そうした方々の、地域のことを知りたいという気軽な関心を歓迎している」と応募を呼びかける。
18歳以上(高校生不可)、神戸市民が対象。料金は3,000円(全7講座分・資料代・保険料を含む)。募集人数は20人。募集締め切りは6月30日。申込者多数の場合は抽選で、7月初旬ごろに結果を通知する。申し込みは神戸市のイベント予約ページで受け付ける。