
「元町夜市」が7月22日、神戸元町商店街1番街~6丁目で開催された。主催は神戸元町商店街連合会。
毎年約5万人以上が訪れる同イベントは、1982(昭和57)年に初開催し今年で42回目。「いつも来店いただくお客さまに楽しんでいただき、商店街を活性化するための機会」として元町4丁目商店街有志が小規模イベントとして始めて以来、回を重ねるごとに参加者や規模を拡大。神戸の夏を代表するイベントに成長した。現在は、元町商店街を構成する元町1番街から元町6丁目までの5商店街それぞれが趣向を凝らした企画を展開し、街全体がにぎわう1日となっている。
今年は、元町3丁目商店街が「神戸ストークス」によるフリースローチャレンジを行ったほか、元町4丁目商店街は落語、元町5丁目商店街は「コベルコ神戸スティーラーズ」によるトークショーを行い、大人から子どもまで多くの人でにぎわった。元町1番街ではJ1リーグで3連覇を目指す「ヴィッセル神戸」が出店、「こうべまちづくり会館」(神戸市中央区元町通4)前では同商店街誕生150年をきっかけに始まった「モガプロジェクト」のグッズ販売が行われた。
元町商店街が2024年で誕生150年を迎えたことを記念し、毎月第1・第3土曜にメリケンパーク(波止場町2)で行っている「神戸港ウィークエンド花火」も「元町夜市」に合わせて特別開催し、神戸の夜空を彩った。
神戸元町商店街連合会事務局スタッフの今地春乃さんは「商店街全体が力を合わせて盛り上がる元町夜市は毎年気が引き締まる思い。大変なことも皆で乗り越え、モガプロジェクトなどを通じて商店街をさらに盛り上げていきたい」と意気込む。