
「街中サーキットフェス 神戸周遊フェス」が8月1日~3日、三宮エリアで開催される。
街を巡りながら、音楽を中心に、お笑い、大道芸、ダンスなどのエンターテインメントや食を楽しんでもらおうと企画した同イベント。フォークシンガーの「作人(さくと=田代作人)」さんが発起人となり2023年に初開催した。
作人さんは「現在は立場の弱いストリートミュージシャンが日常的に街なかで演奏できる環境を作ることで、街行く人が音楽を楽しめる文化を醸成して街を元気にしたいとの思いで走り始めた。最初はたった一人で始めた事業だが、さまざまな縁がつながり、アーティスト、パフォーマーが活躍できる場を提供するための『KOBEまちなかパフォーマンス』という神戸市の制度の立ち上げにもつながった」と話す。
3回目の開催となる今年は、河口恭吾さん、「ササキオサムfrom MOON CHILD」など82組以上のアーティストが出演する。会場は、「サンキタ広場」「サンキタ通り」「神戸阪急2階 グランパティオ」「三宮プラッツ」「さんらく(三宮阪急楽天地)」「三宮センター街」「生田神社」「神戸国際会館B1Fサンクンガーデン」の8カ所。
回を重ねるごとに規模や連携先も拡大し、夏の恒例イベントとして認知も広がる一方、開催費用の多くは作人さん個人で負担しているという。作人さんは「誰かのためになら頑張れるし、それはいつか自分にも返ってくること。これまで勢いで走ってきたが、10年は続けて誰かにバトンが渡せるように持続可能な仕組みも構築したい」と話す。
開催時間は12時~21時(8月1日のみ13時~)。入場無料。雨天決行、荒天中止。