
「水道筋十日えびす祭エコラリー」が8月10日、水道筋商店街(神戸市灘区水道筋3)で開催された。
水道筋恵比寿神社前で行われた食品ロスクイズに挑戦する子どもたち
環境省の進める「食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業」に採択された「食品ロスゼロ実証事業」の取り組みの一環として、食品ロス削減をテーマに開催された同イベント。「食品ロス削減は消費者である地域の協力が欠かせない」との思いから、同商店街で毎月10日に開催されている「十日えびす祭り」に合わせて企画し、商店街の4カ所を巡る形式で行った。
この日は、「水道筋恵比寿神社」前で食品ロスの現状や削減の工夫を学ぶクイズ、「水道筋シェアキッチンMUSUBU堂」でフードロス啓発用のPOP作りと野菜や果物の皮で布を染めるワークショップ、「Cafe SOWELU(カフェソエル)」で廃棄されるコーヒーかすを再利用した脱臭パック作りを展開。商店街を訪れた買い物客や家族連れなどが立ち寄り、子どもから大人まで幅広い世代が、食品ロス削減の取り組みについて理解を深めた。
同イベント担当者の福田崇さんは「ファミリーレストランや大手チェーン店ではフードロスへの取り組みが進んでいるが、商店街にあるような小規模の飲食店ではまだ十分ではない。小規模な飲食店がフードロス削減に取り組めるよう、サポートしていきたい」と意気込む。
水道筋商店街かいわいの「食品ロスゼロ実証事業」イベントは今後、8月17日に「コーヒーかすでお絵かき」、8月24日に「Disco Soup(ディスコ・スープ)」、8月30日に「みつろうラップづくりワークショップ」、8月31日に「親子で楽しく!ロスゼロクッキング」を予定している。