神戸で「エコカーフェア」-燃料電池自動車や電気自動車38台展示

神戸市の「走る広告塔」として環境パトロールなど行う環境局公用車

神戸市の「走る広告塔」として環境パトロールなど行う環境局公用車

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 神戸メリケンパーク(神戸市中央区波止場町2)で5月15日・16日、「神戸エコカーフェア2010」が開催された。

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 同イベントは次世代自動車の展示、試乗を通じて日常生活における自動車のあり方を考え、公害防止、地球環境の保全を進める目的で開催されるもの。今年で23回目を数える。

 会場には次世代自動車と呼ばれる燃料電池自動車、電気自動車、低排出ガス車など38台を展示。中には、「究極のエコカー」と呼ばれ、水素と酸素を化学反応させて電気を作り、燃料電池を動力源とする燃料電池自動車も展示した。神戸バイオガスを充填した神戸市建設局東水環境センターのパトロール車や、「ポッポー」と汽笛の音で「お迎え」する汽車の形をした幼稚園児専用バスも。エコカーは風の抵抗を少しでも少なくし、燃費のいいように丸みのあるデザインが多いのが特徴だという。

 ほかにも子ども向けにソーラーカーの試乗やソーラーラジコンカー操縦体験なども実施。ラジコンカー操縦体験では互いの操縦する車体をぶつけ合ったり、速さを競い合ったりして楽しむ家族連れの姿も多く見られた。

 神戸市環境局環境創造部環境保全指導課長の佐藤孝介さんは「エコカーがもっと普及できるような仕組みやモデルを作っていきたい。当イベントを開催することでたくさんの方の意識にアピールしたい。来年度の開催については未定だが、開催し定着させたい」と意欲をみせる。

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