三宮、北野町、トアロード周辺で10月9日・10日、恒例の「神戸ジャズストリート」が開催される。
オーソドックスなジャズを守り続けている神戸で、50年前から変わらない同じスタイルのジャズを楽しむ同イベント。毎回国内外を問わず多くの出演者がある。「人気のあるプログラムは海外からのミュージシャンと日本のミュージシャンの共演」(同イベント実行委員会)で、来場者からは「プロ、アマチュアの区別なく、自由な組み合わせが楽しい」という声が多いという。
29回目を数える今回はサクソホン奏者のロバート・ビーンさん、トランペット奏者のブリア・スコンベルグさんら海外からの出演者も10人以上に上る。国内からは北村英治さん、清水万紀夫さん、細川綾子さんらが出演。出演者の総数は約200人。
会場は、神戸外国倶楽部(中央区北野町4)、北野工房のまち(中山手通3)、ソネ異人館通(中山手通1)など10カ所以上。パレードは阪急三宮北側から北へ北野坂を上る。
同実行委員担当者は「現在のアメリカに失われている伝統のジャズが当イベントのメーンのジャズで、そこがヨーロッパのジャズシーンと似ている点。ヨーロッパから訪れるジャズメンたちは『神戸のジャズファンの熱心さは世界のどこにも見当たらないくらい』という。そのファンの熱意に応えて、彼らの演奏にはより一層の力がこもり、神戸でしか聞けない素晴らしいジャズを演じてくれる」と話す。
開催時間は12時~17時(両日ともパレードのスタートは11時)。チケット料金は、1日券=4,500円、両日券=8,500円。