神戸市立博物館で「コロー展」-ルーヴル所蔵「3大名画」も出品

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「青い服の婦人」1874年 ルーヴル美術館 ©Photo:RMN/Hervé Lewandowski/ distributed by DNPAC

ジャン=バティスト・カミーユ・コロー 「青い服の婦人」1874年 ルーヴル美術館 ©Photo:RMN/Hervé Lewandowski/ distributed by DNPAC

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 神戸市立博物館(神戸市中央区京町、TEL 078-391-0035)で9月13日より、「コロー 光と追憶の変奏曲」が開催される。

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 同展は19世紀フランスの画家カミーユ・コローが生み出した風景画や人物画をルーヴル美術館全面協力で、同館所蔵作品の中から約30点が出品されるもの。「コローのモナリザ」とも称され、西日本では初公開となる「真珠の女」、詩的風景画の代表作である「モルトフォンテーヌの想い出」、最晩年の傑作とされる「青い服の婦人」というルーヴルが誇る「コローの3大名画」が出品される。ほかにも、欧米各国や日本国内の美術館、個人コレクションなど約50カ所からコローの油彩約80点を選りすぐり展示する。

 画家「ジャン=バティスト・カミーユ・コロー」は1796年、父親はラシャ卸売業、母親は高級婦人帽店の経営という裕福なパリの家庭に生まれ、サロンには1827年に初入選。それ以降主に神話や文学を題材とした大型の物語的風景画を出品し、次第に風景画家としての地位を築いていった。公的な名声に加え、銀灰色の「もや」と柔らかい光に包まれたコロー独特の風景画は広く一般的な人気も博した。

 開館時間は9時30分~17時(金曜・土曜と12月4日~7日は19時まで)。月曜休館。料金は、一般=1,500円、大学生・高校生=1,100円、中学生・小学生=600円。

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