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神戸でプロバスケットボール・トライアウト-兵庫初のチーム誕生に向けて

2人対2人で攻守交代しながら行う「2on2」などで審査が行われた

2人対2人で攻守交代しながら行う「2on2」などで審査が行われた

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 プロバスケットボールチームの運営を行う「アスリートグリーン兵庫」(神戸市中央区御幸通8)は2月13日、トライアウトの1次審査を「六甲アイランド・カナディアンアカデミー」(東灘区)で開催した。

トライアウトメニューの最後は3分間で行うミニゲーム「スクリメージ」

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 同チームは1月、男子バスケットボールJBL2(日本バスケットボールリーグ2部)への準加盟が承認され、正式に加盟が認められれば今秋開幕の2011~12年シーズンから参入。兵庫県では初のプロバスケットボールチームの誕生となる。2012~13年シーズンにはJBL(リーグ1部)への昇格を目指す。

 JBLは2007年に開幕し、今季で4年目を迎える。同リーグは2部制で、1部は8チーム、2部は9チームで構成されている。

 当日は、北は秋田から南は沖縄までの全国から集まった18~29歳の47人が参加。2人対2人で攻守交代しながら行う「2on2」や、3分間で行うミニゲーム「スクリメージ」などで審査が行われ、参加者らは実力をアピールした。

 参加した大学4回生の大森勇さんは「これまでバスケでは全く無名の学校で活動してきたので、プロを目指すチャンスがなかった。就職活動の時期だが、今後もバスケを続けたいという気持ちを家族が理解してくれたので思い切って挑戦した」と話す。

 チーム設立について、ゼネラルマネジャーの北村正揮さんは「バスケットとゆかりの深い兵庫県にプロチームを作りたかった。競技人口は少しずつ増えてきている。スピード感のあるゲーム展開は迫力があり見ていても面白い。これから成長するスポーツ」と話す。「今回、予想を遙かに上回る参加者が集まり、スタッフ一同喜びと興奮でこの日を迎えた。参加者の真剣なまなざしを見て、挑戦する機会を求めている若者が多いことを実感した」とも。

 田中浩一社長は「チーム設立に多くの地元企業がサポートしてくださっている。今回の会場や使用したベンチウォーマーなども提供いただいた。これからの活動を地域活性化につなげていきたい」と意気込みを語る。

 合格者には1カ月以内に通知があり、次の審査に進む。最終的に10人程度に絞り、6月から本格始動する予定。

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