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プロバスケ「兵庫ストークス」リーグ戦初勝利-復興願うメッセージを胸に

昨シーズンのJBL2でリバウンド王に輝いたという劉生琢行選手のインタビュー

昨シーズンのJBL2でリバウンド王に輝いたという劉生琢行選手のインタビュー

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 2011~12年シーズンからJBL2(日本バスケットボールリーグ2部)に新規参入した兵庫初の男子プロバスケットボールチーム「兵庫ストークス」が10月22日、神戸ファッションマート(神戸市東灘区)でホーム開幕戦に臨んだ。対戦相手は「ビッグブルー東京」。

兵庫ストークスユニホームの胸に入った東日本大震災復興を願うメッセージ「共に未来へ Fight Together」

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 入場券は完売。約730人の観客が見守る中、兵庫ストークスはビックブルー東京に80-70で勝ち、リーグ戦初勝利を収めた。試合終了と同時にスタンドの観客が立ち上がり地元チームの勝利に歓声を上げた。

 試合は序盤にジェフ・ファーガソン選手の負傷退場があり不安が募るスタートとなる。前半、ビッグブルー東京のペースで試合が進み、第2クオーター終了時点で34-36とリードを許す。ハーフタイム後の第3クオーターで、劉生琢行選手のリバウンド、長尾強司選手のディフェンスからペースをつかみ60-50と逆転。第4クオーターではリズムに乗った谷直樹選手の3ポイントシュートなどで得点を重ね、試合を決めた。

 会場では、アリーナMCにFM802のDJ・飯室大吾さんを迎え、試合前とハーフタイムに同チームのオフィシャルパフォーマー「チームスポルテリア」(企画=スポーツバー「スポルテリア」、北長狭通2)によるイベントを開催。アリーナDJのRIGOさん、アーティストのMAQDY(マクディ)さん・jazzy blaze(ジャジーブレイズ)さん、「G’d Kingz」代表の大山博之さん率いるダンスチームのパフォーマンスに観客が手拍子や歓声を上げるなどして会場は盛り上がった。会場内には地元の保育園「ハピネスファミリー」(東灘区)と強化段ボールで作った遊具などを販売する「丸一興業」(尼崎市)の協力で「キッズエリア」も設けられた。

 この日、同チームユニホームの胸に入る東日本大震災復興を願うメッセージも発表。阪神・淡路大震災を経験した兵庫から元気と勇気を送りたいと、同チームとメーンスポンサーのジェイコムホールディングス(大阪市北区)の発案で9月にメッセージを公募。集まった63通から選手が選考し「共に未来へ Fight Together」に決まった。メッセージ入りのユニホームは、今シーズン終了まで着用する。

 試合後、BT・テーブスヘッドコーチは「ファンの皆さんがエキサイティングしているのが分かるほど良い試合だった」と笑顔で振り返る。「勝ったといえども修復しないといけない点も明確になった。ディフェンスの部分でもう少し向上しなければ」とも。

 次回、ウイングアリーナ刈谷(愛知県)で10月29日=豊田合成スコーピオンズ、30日=レノヴァ鹿児島と、それぞれ対戦する。

 試合中に負傷したジェフ・ファーガソン選手の診断名=左下腿骨開放骨折(25日発表)

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