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北野坂近くに神戸牛丼専門店-イタリアン・オーナーが新たな出発

「神戸特上牛丼(スープ、香の物付き)」(並=1,000円、大盛り=1,200円)

「神戸特上牛丼(スープ、香の物付き)」(並=1,000円、大盛り=1,200円)

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 神戸・北野坂近くに1月11日、神戸牛丼専門店「神戸牛丼 広重」(神戸市中央区中山手通1、TEL 078-222-6611)がオープンした。

神戸牛丼専門店「神戸牛丼 広重」店舗外観

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 昨年まで、神戸市東灘区内でイタリアンレストランを19年間営んできたというオーナーの菱井宏重さん。働き始めて20年という節目の年に「世界に冠たる神戸牛をもっと身近に感じてほしい」「コンパクトな店でお客さまとのつながりを大切にしたい」という思いから、新たな出発を決めた。店名は海外の印象派にも影響を与えた浮世絵師「歌川広重」にあやかりたいと、自身の名前「宏重」とかけて名付けた。

 店舗面積は23平方メートル。カウンターのみ12席。女性が一人でも利用しやすいよう、白と木目調の家具で「神戸らしいモダンで和洋折衷な雰囲気」を演出。店内には、歌川広重の「東海道五十三次」のポスターも飾る。

 メニューは「神戸特上牛丼(スープ、香の物付き)」(並=1,000円、大盛り=1,200円)のみ。レストラン経営時の人脈をフルに活用し、流通には乗らない希少な神戸牛を2分の1頭買いし、バラ肉と肩ロースのみを使用。バラ肉、淡路産玉ネギ、利尻産昆布、調味料などの具材でつゆを作り、焼いて割り下で味付けした肩ロースを使う。

 丼と一緒に提供するスープは、牛の骨、スジ、野菜を煮込んだだしから取ったうま煮が凝縮されたコンソメスープで、大きめに切った季節の野菜をたっぷり使用。野菜は全て、「顔の見える農家」から仕入れるという。スープと香の物は季節により変わる。

 ドリンクは「瓶ビール(小)」(500円)、「焼酎」(500円~)などを取りそろえる。

 「いろいろな意味で転換期だと思い、イタリアンとは全く違った世界へ挑戦したくなった。40年間神戸に住んでいるが、『うまい牛丼屋はどこか』と聞かれても答えられなかった。あえて『おいしい牛丼』にこだわって勝負したいので、まずは皆さまに味わっていただきたい」と菱井さん。「お客さまとコミュニケーションを大切にし、末永く愛される店になれれば」とも。

 営業時間は11時~15時、17時~23時(売り切れ次第閉店)。

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