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「神戸布引ハーブ園」がバリアフリー化-電動アシスト付車いすの無料貸し出しも

ハーブガイドの湯浅千春さん

ハーブガイドの湯浅千春さん

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 「神戸布引ハーブ園/ロープウェイ」(神戸市中央区北野町1、TEL 078-271-1160)内の「ハーブミュージアム」が3月31日、改修オープンした。

大幅に改修した「ハーブミュージアム」

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 4月1日にロープウエーリニューアル1周年を迎えた同施設。市街地に隣接するロープウエーを備えたハーブ園としては国内最大級を誇る。昨年度は目標来場者数を大きく上回る31万人が来園。今回は、1周年に合わせて同園の主となるエリア「ハーブミュージアム」(全体面積=500平方メートル)を大幅に改修した。

 「誰もがハーブを楽しめる」をテーマに、以前は急勾配だった通路を平たんにして段差をなくし、車いすや高齢者、ベビーカーでも容易に見学できるようバリアフリー化。花壇はプランターの位置を高くし、誰もがハーブに触れやすいデザインとなっている。「料理」「ハーブティー」「クラフト・染色」「香り」「ヘルスケア」などの利用テーマごとに植栽された約100種類のハーブを、QRコード付きの樹木札や掲示板で効用や活用方法などを分かりやすく説明するほか、「ハーブガイドツアー」も毎日2回(11時~、13時30分~)無料で実施。坂道をゆっくりと下ることができる電動アシスト付き車いすも無料で貸し出す。

 同園の本位田有恒園長は「リニューアルオープンから1年、若いカップルやファミリーの来園が増えた。バリアフリーが実現し、全方向のお客さまの受け入れ態勢が整った」と話す。「今後もハーブ園の良さを引き出し、打ち出していくようソフト面の充実を図っていきたい。ゴールデンウイークに向けて、遊ぶスポットを増やし従来のお客さまにプラスして若い世代に向けても情報を発信していきたい」とも。

 園内では、標高404メートルの展望プラザに1周年を記念した「スペシャルフォトガーデン」(5月6日まで)を設けるほか、鐘を鳴らして愛を誓う新スポット「誓いの鐘」を設置。縁結びの絵馬(300円)も販売する。ハーブティーを飲みながら神戸の街を一望できる「ミントカフェ」では、ハーブの入ったソーセージを使った「布引ハーブドッグ」(500円)がメニューに加わった。

 春季(3月20日~7月19日)の開園時間は9時30分~16時45分(土曜・日曜・祝日は20時15分まで)。入園料は、大人=1,400円、小・中学生=700円(ロープウエー往復乗車料含む)。5月27日まで、「スプリングフェスティバル2012」を開催している。

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