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神戸市が「KOBEはじめルーム」 市内保育5施設で育休終了の保護者対象に

市内の公園で遊ぶ未就学児ら

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 神戸市は市内の保育施設「神戸元町ちどり保育園」(神戸市中央区北長狭通8、TEL 078-341-5580)など5施設で11月1日より、育児休業を終了して復職する保護者を対象に「KOBEはじめルーム」を運用する。

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 「保護者が育児休業から復職して仕事を始める、子どもが保育体験を始める」をコンセプトにした、乳幼児の定期預かりを行う同事業。これまでも週3日までなどで一時保育を実施してきた同市だが、保育園などの保育施設で月曜から金曜まで、実施施設が定める保育標準時間の範囲内で保育を実施するのは初めての試みとなる。

 利用要件は「育児休業の終了に伴い復職しなければならない」「保育認定を受けたが今年2月以降に入所保留通知を交付された」「利用を希望する施設などに利用可能枠がなく入所できない状況」の3項目全てに該当する家庭。主に年度途中で育児休業が終了する保護者のいる家庭を対象とする。

 実施施設は神戸元町ちどり保育園のほか、「神戸住吉保育園」(東灘区、TEL 078-858-6080、12月から実施予定)、「琵琶COCORO保育園」(灘区、TEL 078-881-7113)、「たかとりちどり保育園」(須磨区、TEL 078-732-2500)、「若宮保育園」(同、TEL 078-735-3277)がある。受け入れ人数などの詳細や受付、申し込みは直接実施施設に問い合わせる。

 こども家庭局子育て支援部事業課の水野課長は「幼稚園に選択肢が広がる4歳児・5歳児クラスは保育施設でも定員に空きがある状況。そこで開いている部屋などを利用して今回の保育を実施する」と説明する。「4月現在で市内の待機児童数は59人。育休を継続した方や休職中などの方を含めるとさらに増える。保育の質と体制の確保が課題だが、12月ごろからは施設数も増やしていきたい」とも。

 利用料金は1日2,400円。実施期間は来年3月31日まで。11月からの利用希望者は、今月20日までに申し込みが必要。

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