
■園内の様子
オットセイの生息地である中南米のベコニアなど200鉢以上の花や亜熱帯の植物に囲まれた面積800平方メートルの「アクアバレー」では、今月搬入されたばかりのミナミアメリカオットセイ「ボブ」と「ナーダ」やカピバラ9頭も。オットセイは「敬礼」や来場客と「タッチ」など愛らしい姿を見ることができる。
・新施設「コンタクトアニマルズ」
「オニオオハシ」の手乗りやカンガルーへの餌やりができる「オニオオハシ&カンガルーファーム」では、オニオオハシやシロムネオオハシなど15羽のオオハシが見られる。同じ展示内のカンガルーとは互いに距離を取っているように見えるが、同施設広報担当の土屋謙さんは「いつかカンガルーの背中にオオハシが乗っている様子をお客さまに見ていただけるのが夢(笑)。仲良くなっていってほしい」と期待を込める。さまざまな種類のカメ4種類10頭が見られる新施設の「ゾウガメ広場」でも餌やりを体験できる。
ゾーン内に大小2つの池があり、約70種類200株のさまざまな色の熱帯スイレンが一年中咲いている。池の周りにはブーゲンビリアなどが咲き乱れる。
「ペンギンラグーン」では16羽のケープペンギンを飼育。ランチタイムには餌やりも体験できる。さらに、アルパカをはじめ、フクロウを中心に世界中の猛禽(もうきん)類が集まる「アニマルプロムナード」や中庭にある「ペリカンラグーン」も。レストラン「フラワーフォレスト」は1階300席、2階300席を用意し、ハンギングフラワーの下でバイキングが楽しめる。
土屋さん:「アクアバレー」はグランドオープンに向けて一番力を入れたポイント。今年の夏の目玉になる。従来の花と鳥の展示に動物を加えて、「花と動物と人とのふれあい共生」をテーマにした施設。小さなお子さまから年配の方まで動物や植物とのふれあいを思い切り楽しんでほしい。
グランドオープン当日には動物たちと花々が主役のキックオフイベント「アニマルカーニバル」を開催。アルパカの赤ちゃんのテープカットに始まり、ベニコンゴウインコのモリーがメッセージを届ける。「新旧のあいさつ」として、神戸花鳥園で以前から活躍しているオオバタンのオオちゃんからあいさつし、20頭羽の動物たちが集合して記念撮影も行う予定。
