神戸元町商店街4丁目の「こうべまちづくり会館」(神戸市中央区元町通4)1階オープンギャラリーで現在、企画展「阪神・淡路大震災からの復興のあゆみ-神戸の復興まちづくり-」が開催されている。
阪神・淡路大震災後に神戸市が取り組んだ復興やまちづくりについて、震災当初の街の状況や事業の経過、整備された街の様子を紹介する同展。土地区画整理事業・市街地再開発事業の取り組みをパネルで紹介し、航空写真で街の変遷をたどる。
昨年は「航空写真展」として開催したが、今回は2011年3月に震災復興区画整理事業が完了したのを機にこれまでの取り組みをパネルに起こし、展示した。会場では地域復興に関する約40分間のDVDも上映する。
パネル展示するのは、森南(第一、第二、第三地区)、六甲道駅(北、西、南地区)、松本地区、御菅(東、西地区)、新長田駅(北、南地区)、鷹取東(第一、第二地区)の6地域で、1995年3月に震災復興区画整理事業が建築制限をかける地区として都市計画を決定した地域。
神戸市都市計画総局管理係長の松本幸宏さんは「震災後に生まれた方、当時まだ小さくて覚えていない方を含め、たくさんの方に見ていただければ。東北の震災があり、震災の大変さを知っているとは思うが、日常の備えを忘れないで。神戸の過去を振り返るきっかけとなれば」と話す。
開催時間は9時30分~18時(最終日は15時まで)。水曜休館。1月22日まで。