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神戸で「レスキューロボット」コンテスト本選-東京から初参加も

人形にかぶさるがれきを除去するレスキューロボット(写真提供=レスキューロボットコンテスト実行委員会)

人形にかぶさるがれきを除去するレスキューロボット(写真提供=レスキューロボットコンテスト実行委員会)

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 神戸サンボーホール(神戸市中央区浜辺通5)で8月10日・11日、「inrevium杯 第13回レスキューロボットコンテスト」競技会本選が開催される。

「inrevium杯 第13回レスキューロボットコンテスト」ポスター

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 毎年5000人以上の来場者を記録する同コンテストは、阪神・淡路大震災をきっかけに始まったもので、テーマは災害救助。「技術を学び 人と語らい 災害に強い世の中をつくる」という理念の下、開催する。高校、高専、大学、一般の参加者がチームをつくり、レスキューロボットを製作。被災した街の模型から要救助者に見立てた人形・レスキューダミー(愛称=ダミヤン)を救助し、アイデアや技術力、チームワークなどを総合的に競う。

 主な審査基準は、ダミヤンをいかに「早く」「優しく」救出するか。ダミヤンにはセンサーが内蔵されており、痛みや衝撃が数値化され減点の対象になる。最高賞「レスキュー工学大賞」は、本選の総合ポイントだけではなく、書類やヒアリングも含む総合的な評価で決まる。今年は、家の形をしたがれきの位置が高くなり、これまでよりも救助が難しくなるため、各チームの工夫が見せ所となる。

 今回の応募総数は26チーム。神戸と東京での予選で14チームが選出された(東京での予選開催は初めて)。本選に選出されたのは、予選を最高ポイントで通過した「救命ゴリラ!!」(大阪電気通信大学 自由工房)をはじめ、地元からは「SHIRASAGI」(兵庫県立大学 ロボット研究会)、「なだよりあいをこめて」(神戸市立科学技術高校 科学技術研究会)、「六甲おろし」(神戸大学)など。東京から初参加の「特別救助隊産技荒川隊」(東京都立産業技術高専 荒川キャンパス)、「RMF rescue」(電気通信大学 ロボメカ工房)も出場する。

 そのほか、同会場で開催する「あそぼう!まなぼう!ロボットランド」では、トヨタの生活支援ロボット「HSR」も実演。レスキューホイッスルやレスコンTシャツなどのチャリティーグッズも販売し、日本赤十字を通じて東日本大震災義援金として売り上げを全額寄付する。

 同実行委員長の土井智晴さん(大阪府立大学工業高等専門学校 准教授)は「毎年8月、神戸サンボーホールにレスキューロボットが大集結する。今年は東京予選を突破したチームも加わったので、皆さんお誘い合わせの上、ロボット技術を学ぶチームの雄姿を見に来ていただければ」と話す。

 開催時間は10時~17時。入場無料。スケジュールはホームページで確認できる。問い合わせは同実行委員会事務局(TEL 080-6126-6197、Eメール office@rescue-robot-contest.org)まで。

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