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神戸ハーバーランドで「こうべイクメンの日」 活動6年目

イベントをきっかけに地域を越えてつながる子どもたち

イベントをきっかけに地域を越えてつながる子どもたち

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 神戸ハーバーランド「umie SOUTH MALL」(神戸市中央区東川崎町1)1階中央付近を中心に6月21日、「こうべイクメンの日2015『つなぐ・つなげる・つながる』」が開催される。共催は神戸市。

「市民救命士講習」の様子

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 育児は地域社会で行うものであるとの考えから、父親に限らず、祖父、近所の青果店など、子育てに関わる全ての男性を「こうべイクメン」と定義。同イベントを通じて、地域や家族とのつながりを子育ての観点から男性のみならず、広く市民に体験し考える機会として企画された。

 こうべイクメン実行委員会は2010年、有志によるプロジェクト「こうべイクメン大賞」を始動。「こうべイクメン大賞」として3年、「こうべイクメンの日」として2年、父の日に啓発イベントを継続開催し、延べ400件超の男性による子育てエピソードと通算3000人以上の一般市民の参加者を数え、イクメンの普及を行っている。

 地域コミュニティーでの子育ての大切さについて訴えている同プロジェクト。神戸市でもコミュニティー活動が重要視され活発化する一方で、その活動の担い手の中心は高齢化が進み、新たな担い手への継承が喫急の課題となっている。同イベントを通じて参加者が地域とのつながりを意識するきっかけづくりを目指す。

 当日は、より現実に近い状態で家族が参加体験できる「市民救命士講習」(10時~13時、事前申込制、定員30人)をはじめ、消防車の展示(10時~12時)、けん玉などの昔あそび、こうべイクメンへの感謝のメッセージ募集、知育アプリの体験など参加型ワークショップ(11時~16時30分)、神戸を中心に活動するバンド「ワタナベフラワー」ライブなどを予定する。

 同実行委員長の藤井淳史さん(毛利マーク取締役)は「2010年に始まった活動も6年目となり、参加者のつながりが広がっているのを感じる。当イベントがきっかけで知り合った人たちが集まる同窓会のような存在になって、新しい仲間とつながる場になれば」と話す。

 「『イクメン』というと『子育てに熱心なお父さん』という印象が強いが、『こうべイクメン』はもう少しゆるやかな男性像をイメージしている。子どもがいてもいなくても、前向きに子どもたちに関わろうとする人なら誰でも大歓迎。umieへの買い物ついでに、ぜひ気軽に遊びに来ていただければ」とも。

 開催時間は10時~16時30分。参加無料。問い合わせは同会事務局(毛利マーク内、TEL 078-331-0874)まで。

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