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神戸で「世界人道デー」記念イベント 市内施設がテーマカラーにライトアップ

JICA関西食堂でアフガニスタン料理を楽しむハサニ・エサヌラさん(中央)、OCHA神戸事務所のインターン・見津田さん(左)と片桐さん

JICA関西食堂でアフガニスタン料理を楽しむハサニ・エサヌラさん(中央)、OCHA神戸事務所のインターン・見津田さん(左)と片桐さん

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 国連人道問題調整事務所(OCHA)、国際協力機構(JICA)、神戸情報大学院大学(KIC)は神戸市内各地で8月19日より、世界人道デー2015関連イベントを展開する。

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 2003年8月19日にイラク・バグダッドの国連事務所が爆破され、22人の国連関係者が犠牲になったことをきっかけに国連総会決議によって定められた「世界人道デー」。日本での関連イベントは2013年に始まり、OCHAが日本では神戸にのみ事務所がある縁から、例年神戸で開かれている。

 3回目の開催となる今回は記念イベントのほか、初めて市内でライトアップも同時に行う。ライトアップは19日~21日までの3日間、日没から各施設の消灯時間まで行われ、神戸ポートタワー、錨山、神戸フラワーロード「光のミュージアム」、「モザイク大観覧車」、遊覧船「神戸パーティークルーズ ファンタジー号」が国連旗と世界人道デーのテーマカラーである青色に変わり、世界人道デーキャンペーンのシンボルとして、国際都市神戸から同キャンペーンへのサポートを発信していく。

 19日~22日の10時~17時(19日は12時~、20日は13時~)には、神戸情報大学院大学と神戸電子専門学校学生会館(神戸市中央区加納町2)でフォトグラファー・岩波友紀さんの写真展「ネパール大地震」と、同校留学生によるポスターセッション「What is Humanitarian Technology?」を開く。

 20日(10時30分~13時)に同所で行われる記念イベントでは、世界人道デーキャンペーンの紹介をはじめ、岩波さんによるスライドショー、国際緊急援助隊員(看護師、兵庫県出身)によるネパール大地震に関するプレゼンテーションなどを展開。8月12日に来日したアフガニスタン人留学生のハサニ・エサヌラさんが、祖国が抱える課題と、その課題を克服するためにしている研究や今後の希望などについてスピーチも行う。

 月替わりでエスニック料理を提供しているJICA関西食堂(脇浜海岸通1)では、8月にアフガニスタン料理を提供し「世界人道デー」をアピールする企画を実施。ハサニさんも早速祖国の味を楽しんだという。

 OCHA神戸事務所長の渡部正樹さんは「今回のイベントを契機に一人でも多くの方々に、世界が直面する人道課題と人道支援活動に携わる人々のことをもっと身近に感じていただければ」と話す。

 問い合わせはOCHA神戸事務所(TEL 078-262-5557)まで。

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