神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区波止場町)12階で9月25日~27日、「神戸アートマルシェ2015」が開催される。主催は同実行委員会、共催は神戸ビエンナーレ組織委員会。
2009年、ホテルアートフェアとして始まった同イベントは今年で7回目。日本全国からアートギャラリーが集まり、絵画、工芸、現代美術など幅広いジャンルのアート作品を展示販売するアートイベントで、「神戸ビエンナーレ」の一環として開催。毎回2500~3000人が来場する。
今年も「都市とアートの良い関係」をテーマに各地の32ギャラリーが出展。神戸の協賛企業の協力で実現した日本一の酒どころ灘五郷の銘酒を楽しむ「ART meets SAKE」やアーマッドティーを楽しむ「AHMAD TEA LOUNGE」、事前公募で入選した14人の作家によるアーティスト支援プロジェクト「ARTIST meets GALLERY」なども展開する。
関連企画として元町映画館では、ごく普通の郵便局員と図書館司書夫妻が世界屈指のアートコレクターになるドキュメンタリー映画「ハーブ&ドロシー2 ふたりからの贈りもの」(9月20日~26日)を上映。映画半券提示で「神戸アートマルシェ2015」が入場無料となり、「神戸アートマルシェ2015」の招待券提示で映画の鑑賞料が500円引きとなる。
震災20年目の節目を迎えた今年は、今まで以上にアートの力で神戸の街を盛り上げようと、元町商店街と連携したイベントも開催。元町商店街一番街のアーケード下で、日本六古窯の一つである兵庫県丹波の窯元などから約20人の陶芸作家が出展する「元町アートマルシェ-陶器祭-」(9月23日)を初めて行う。
実行委員の川田泰さんは「神戸アートマルシェのスピンアウト企画として、元町商店街一番街で開催する陶器祭を新たに立ち上げた。さらに地域に密着し、ますます広がりを見せるアートマルシェに期待いただければ」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時。入場料は3日間通し券=1,000円。問い合わせはサコダアートギャラリー内神戸アートマルシェ事務局(TEL 0798-66-0667)まで。
オランダのデン・ハーグ市で毎年開催されている「アート」「音楽」「先端技術」をテーマに開催されている国際展「TodaysArt」の日本版となる「TodaysArt.JP」が9月18日~23日に神戸アートビレッジセンター(兵庫区)で開かれることから、キックオフパーティーの共催など広報の連携も行っている。