神戸の諏訪山稲荷神社(神戸市中央区諏訪山町)で2月6日、初午(はつうま)祭が行われた。
節分後最初の午の日に商売繁盛と家内安全を祈願する同祭では、釜で沸かした湯のしぶきを浴びて厄をはらう伝統行事「厄除(よけ)湯立神事」が執り行われた。
神事では、安部初男宮司がおはらいし、白装束姿の巫女(みこ)が釜に塩、米、酒を入れて湯を清めた後、ササの束を湯に漬けて勢いよく振りまくと、参拝者らが、しずくを浴びて身を清め、今年一年の健康や開運厄よけを祈願した。
今回は、神戸を中心に活動し今年結成5周年を迎える武将隊「神戸・清盛隊」が初めて参加。口上を披露した後、「INAC神戸レオネッサ」マスコットキャラクターの「らいむちゃん」も加わり福餅まきを行い、会場をさらに盛り上げた。
神戸・清盛隊プロデューサーの若見しのぶさんは「こうして神戸のお祭り、古くから伝わる神事に参列させていただけることは背筋が伸びる思いであり、本当にありがたいことと感謝している。神戸・清盛隊は本年9月で結成5周年を迎える。5年という長い期間をこうして継続活動できているのも、皆さまのご支援あればのこと。これからも地域の皆さまと一緒に神戸の街を盛り上げていきたい」と話す。