国内ビーフン市場で約60%のシェアを持つケンミン食品(神戸市中央区海岸通5)が3月8日、創業70周年を迎えた。
戦後、台湾出身の高村健民さんが「健民商会」として神戸で創業。中国南部発祥と言われている米から作るめん「ビーフン」のリーディングカンパニーとして「健康(健)を皆さま(民)に」を理念に事業を展開してきた。
昨年8月、神戸を拠点に活動している「神戸・清盛隊」が、同社の直営店である南京町の「ビーフンと焼小籠包の専門店『YUNYUN(ユンユン)』」(栄町通1)を訪問。訪れた同隊棟梁(とうりょう)の平清盛さん、嫡男・平重盛さんは、同社の高村祐輝社長と初対面した。
「これも縁だと思うので、何か一緒にできれば」と高村社長。清盛さんは「神戸をPRしているものとして、応援していきたいと思っておりまする」(原文ママ)と話していた。
同社ホームページ・SNSをはじめ、クックパッドで紹介している米めんレシピ「一日一レシピ」。3月6日配信のレシピを70周年のお祝いで清盛さんが考案し、「ケンミン食品×神戸・清盛隊」の初コラボが実現した。
メニューは、今年で誕生60周年を向かえる主力商品「ケンミン 焼ビーフン」を使った「平家の赤辛!四川麻婆豆腐ビーフン」。平家や清盛さんのイメージカラー「赤」をヒントにアレンジしたという。
清盛さんは3月8日、神戸経済新聞の取材に「ケンミン食品創業70周年、焼ビーフン誕生60周年、おめでとうございまする。神戸市民の身近なグルメ『焼ビーフン』は、われら神戸・清盛隊も大好物にございます。今回のレシピコラボをきっかけに共に神戸をどんどん盛り上げてまいりたいと思いまする」(原文ママ)とのお祝いコメントを寄せている。