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神戸・三宮に「炭火焼き豚丼専門店 豚小家」 「神姫フードサービス」新業態

炭火焼き豚丼専門店「豚小家」のカウンターで肩を組むブランドマネジャー中山友也さん(左)と商品開発をサポートする志波祐樹さん(右)、スタッフたち

炭火焼き豚丼専門店「豚小家」のカウンターで肩を組むブランドマネジャー中山友也さん(左)と商品開発をサポートする志波祐樹さん(右)、スタッフたち

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 「炭火焼き豚丼専門店 豚小家(ぶたごや)」(神戸市中央区三宮町2、TEL 078-381-8087)が12月1日、神戸・三宮のセンタープラザ西館地下1階にオープンした。

客の目の前で豚肉を炭火焼きする

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 経営は、「食べる喜び、食を通じた幸せの提供」を理念に、神姫バスグループの飲食事業を担う「神姫フードサービス」(姫路市)。1970(昭和45)年に設立された同社は神姫バス姫路ターミナル内「茶房しんき」オープンから始まり、現在は兵庫県内に11業態18店舗、サービスエリア3店舗、大阪府内に1業態1店舗を展開している。

 同社広報担当者の粕谷朋未さんは「新型コロナの影響でこれまで通りのやり方では通用しなくなったこともあり、若い従業員の自由で果敢なアイデアを生かした店舗開発へとかじを切った。豚小家は、ブランドマネジャーの趣味であるアウトドアからヒントを得て、誰でも手軽に『炭火で焼いためっちゃうまい豚丼をおなかいっぱい食べてもらいたい』という思いが詰まった当社の新しい挑戦」と出店の経緯を明かす。

 店舗面積は31.62平方メートル。席数はカウンター13席。「カウンターのみの小さな店ならではのライブ感を味わってもらうため、お客さまの目の前に炭火の焼き台を配置した。炭がパチパチと燃える音と共に、豚肉が焼ける香ばしい匂いを楽しんでもらえるのも炭火焼きならではの魅力」と粕谷さん。店名は、一度聞いたら忘れないインパクトのある言葉の響きと、「おなかがすいた」と思ったら気取らずに立ち寄れる実家のような店になればと「豚小家」に決めたという。

 「うまい豚丼を腹いっぱいにかき込んだ後に訪れる『背徳感』」をコンセプトに掲げる。メニューは、3種のたれ(かば焼き・塩だれ・にんにくみそ)、食感や風味の異なるロース・バラ2種類の部位から選ぶ豚丼(750円~)のみ。並(肉=200グラム、ご飯=400グラム)、大(同=250グラム、同=500グラム)、小(同=150グラム、同=250グラム)、キング(同=500グラム、同=1キロ)の4サイズで展開する。テークアウトにも対応する(一部メニューを除く)。

 看板メニューである「蒲(かば)焼きタレ」は豚丼発祥の地である北海道から仕入れた「秘伝のたれ」をベースに、店内でこしょう、一味などのスパイスと合わせ、隠し味に店内で仕込んだ黒蜜を少し加えることで、「やみつきの甘辛たれ」に仕上げた。「塩ダレ」は塩味をベースにコク深い味わいで、「にんにく味噌(みそ)」は、「蒲焼きタレ」をベースに、ニンニクとみその風味を利かせた。

 「肉増し(100グラム)」(200円)、「肉増し増し(200グラム)」(300円)、「温玉」(80円)、「ミックスチーズ」(100円)、「お茶漬けセット」(200円)のトッピングのほか、「みそ汁」(80円)、「温玉&みそ汁セット」(140円)、「〆(しめ)のバニラアイス」「〆の柚子(ゆず)シャーベット」(以上50円)などのサイドメニューも用意する。

 ドリンクは、ビール、チューハイ(以上300円)、ソフトドリンク(200円~)などをそろえる。

 粕谷さんは「50年以上飲食業を続けてきた当社だが、今回初めて『もうこのお店に来てはいけない』とお客さまに思ってもらう店作りをした。分かってはいるのにやっぱりまた来てしまう。この得も言われぬ背徳感を味わってもらいたい」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時30分~20時。

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