関西学院大学の学生団体「HoL+(ホルプラ)」が5月25日、「水道筋シェアキッチンMUSUBU堂」(神戸市灘区倉石通2)で子ども食堂を開催する。
まちづくりやコミュニティーの活性化などの地域貢献活動を通じ、学生と地域、相互の発展を目指す同団体。過去にも水道筋でのイベントに参加してきたが、子ども食堂の開催は今回が初めて。定期的に子ども食堂を開いている飲食店「おとんとお燗」(王子町1)と共同で開催する。同団体代表で同大法学部3年の坂本愛実(あみ)さんは「企画段階から地域の方と一緒に活動することにより、さらに地域に根ざしたコミュニティーを作ることができれば」と話す。
当日は子どもたちが楽しめるイベントも計画。中でも、灘中央市場をすごろく盤に、商店をすごろくのマス目に見立てた「市場すごろく」は同団体オリジナル企画。「遊びながら、市場にどんな商店があり、何が購入できるかを知ることができる」という。市場すごろくを考案した同団体の伊藤安那(あんな)さんは「すごろく遊びを通じて、市場を身近に感じてほしい。市場の魅力に気づくきっかけになれば」と話す。
「今回の開催をきっかけに、今後も継続的に子ども食堂を開きたい」と坂本さんは話す。「子どもたちにとって安心安全な居場所となるため、持続可能な運営モデルを目指す」とも。
当日のメニューは、炊き込みご飯、豚汁、ウインナーを予定。材料は全て灘中央市場のものを使う。
営業時間は11時~15時。小学生以下無料。大人は500円で。同メニューを提供する。サイトで事前予約が必要。