学会イベント「Cultural Typhoon(カルチュラル・タイフーン) 2024」が9月22日・23日、水道筋商店街(神戸市灘区水道筋3)とデザイン・クリエイティブセンター神戸(中央区小野浜町1)で開催される。主催はカルチュラル・スタディーズ学会。
大学の研究者、社会運動家、アーティストらが、専門分野の垣根を越え、文化と政治に関する問題について自自由に意見交換し、創造的な活動を行う場を提供するという同イベント。2003(平成15年)年にスタートし今年で20回目となる。日本国内だけでなく、アジアからの参加者や移民、留学生も加わり、国際的な交流の場にもなっているという。
今年は2011(平成23年)年に次ぐ2回目の神戸開催。神戸市の港湾経済の衰退と、家族形態・ライフスタイルの変化という2つの波にさらされている小売業の新たな取り組みに触れる舞台として、水道筋商店街エリアが選ばれた。
同商店街エリアで行われる「プロジェクトワークス」と呼ばれるプログラム群は、一般参加も可能。会場の一つとなる「Incubation Studio SoWelu」(灘区水道筋6)では、「パンを通して見る神戸の食文化とその未来」などの企画が開催される。
大会事務局長を務める松本淳也さんは「町のでこぼこした魅力に寄り添い、その面白さや不便さも含めて楽しんでもらおうと0からDIYでつくってきた」と話す。「大人の文化祭のような感覚でカルタイと神戸のまちを楽しんでもらいたい」とも。
開催時間は10時~18時。個人・グループ発表への参加費は、一般=2,999円、学生=1,499円。