メッセージライブ「神戸学校」が1月25日、ドラマプロデューサーの堀之内礼二さんによる講演をフェリシモホール(神戸市中央区新港町7)で開催する。
講演タイトルは「映画・朝ドラ舞台裏でのキヅキ ~作品づくりで大事な3つのこと~」。
堀之内さんは、NHKのドラマプロデューサーとして、「カムカムエヴリバディ」「まんぷく」「ゲゲゲの女房」などの朝ドラマや、被災者の心のケアに奔走した実在の精神科医・安克昌さんの半生を描いたドラマ「心の傷を癒すということ」を手掛けてきた。1月17日に公開された、「阪神・淡路大震災後の街や人々」をテーマにした映画「港に灯がともる」ではプロデューサーを務めている。
1995(平成7)年の阪神淡路大震災をきっかけに始まった「神戸学校」ではこれまで320回以上の講演会を行っており、集めた参加費は全額「あしなが育成会」に寄付し、震災遺児の支援に充てている。阪神・淡路大震災からの心の復興を目指してはじまり、震災から30年という節目の今回、神戸への特別な思いをドラマや映画で表現してきたゲストとして堀之内さんを招く。
堀之内さんは「大きな円をつくるために間を埋める仕事」とするプロデューサーの仕事について、多くの人の心を動かす名作を生み出す背景やチームで作品を築き上げる中で大切にしていることについて話す。全編に渡り神戸で撮影が行われた映画「港に灯がともる」への思いについても話すという。
フェリシモ神戸学校事務局スタッフの渡辺明奈さんは「震災後の街や人々について思いをはせられる、意味のある回になると思う。今年で28年目となる神戸学校でしか聞けない、ゲストの仕事に対する思いやそこから得た人生の気付きの話にも注目していただきたい」と話す。
開催時間は13時30分~16時。参加費は、一般=1,200円、オンライン=500円。