学ぶ・知る

アンカー神戸で「高校生ビジネスプラングランプリ」表彰式 商品化プランも

5000件以上の応募から全国ベスト100に入ったチームの集合写真

5000件以上の応募から全国ベスト100に入ったチームの集合写真

  • 31

  •  

 「高校生ビジネスプラン・グランプリ」の兵庫県内受賞者表彰式が2月15日、「アンカー神戸」(神戸市中央区加納町4)で開催された。

ベスト100に入った須磨学園高校のチーム

[広告]

 高校生のビジネスプランを競う全国規模の大会として日本政策金融公庫が主催し、今年で12回を迎える同グランプリ。5000件以上の応募から全国ベスト20に入賞した1プラン、ベスト100に入賞した7プランの計8チームへの表彰と、各チームによるビジネスプランの発表が行われた。

 表彰されたのは、「『あるくモバ充』自給自足の電力、いざという時のパートナー」(明石工業高等専門学校)、「Inter.S 外国人教育支援プラットフォーム」(兵庫県立国際高校)、「スミレ」(兵庫県立武庫荘総合高校)、「おたスケ」(神戸女学院高等学部)、「観光振興にカプセルトイ!ご当地ガチャとトレードシステム」(兵庫県立生野高校)、「ProtectTheCommunityアイディアが命を救う」(兵庫県立相生産業高校)、「睡眠補助アプリ『ねむろー』」(雲雀丘学園高校)、「若者から政治を!!」(須磨学園高校)の8プラン。「観光振興にカプセルトイ!ご当地ガチャとトレードシステム」は実際に商品化し、「朝来市観光情報センター」と「生野まちづくり工房 井筒屋」(いずれも朝来市)で販売している。

 神戸市に本社を置くベンチャー企業「Godot」の森山健社長による「行動変容を通じた社会課題の解決」についての基調講演と、同社で指導を受けた灘高校の生徒によるAIプログラムの成果発表もあった。

 表彰を受けた須磨学園高校1年の藤戸奏仁さんは「他校のプラン発表はレベルが高く驚いた。学業や他の予定がある中、チームで時間を確保するのが大変だった」と振り返る。

 日本政策金融公庫北近畿地区統轄の木村勝司さんは「受賞校の発表はどれも素晴らしいものばかりで、ビジネス化が期待できるプランも多数あった。高校生が持つ無限の可能性を知る機会となった」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース