旭光電機(神戸市兵庫区荒田町1)が3月12日、「次世代エントランス監視システム」プロジェクトの実証実験結果を発表した。
新幹線の客室ドアやビルの入り口ドア用センサーで高いシェア率を誇る旭光電機が、自社の技術を生かした新規事業として神戸市の支援のもと「Microsoft AI Co-Innovation Lab Kobe」と協働で始めた同プロジェクト。実証実験は昨年12月8日から、神戸商工貿易センタービル(中央区浜辺通5)で行った。
この日の発表会では、入り口に設置したカメラ映像を基に、マイクロソフト社のAI技術で分析したデータを紹介。入り口の状況を一定期間ごとにテキストデータとして記録した履歴や、来場者属性別の分析リポートをまとめたダッシュボードなどを公開した。今後は分析時間の短縮を図り、よりリアルタイムに近いデータ確認が可能なシステムの実用化を目指すという。
神戸市経済観光局新産業創造課の出口幸治課長が「中小企業の成長にはデータ活用が重要。今回のような事例を広げ、人材育成にも取り組みたい」と話す。旭光電機の和田貴志社長は「世の中の多くの課題はセンサー技術で解決できる。自社技術で未来を変えていきたい」と意気込む。