元町の帽子店「コッポラ」が神戸港でファッションショー

民族衣装のような印象的なファッションに帽子を合わせショーを行った

民族衣装のような印象的なファッションに帽子を合わせショーを行った

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 神戸元町のハンチング、キャスケット専門店「La Coppola Storta(ラ・コッポラ・ストルタ)」(神戸市中央区下山手通3)が3月27日、神戸ハーバーランドモザイク前(東川崎町)でファッションイベントを開催した。

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 同イベントは神戸ファッションウィークと連動して開催するもの。神戸港をバックに敷かれたレッドカーペットの上で、同店の帽子を用いたファッションショーやパントマイムなどを披露した。招待客やハーバーランドを訪れていた観光客など100人以上のギャラリーの中には、同店の帽子を被った犬の姿も。

 夕暮れの中始まったファッションショーでは、メンズスタイルをメーンに紹介。同店の帽子に合わせるファッションは、着物をアレンジしたようなものや、布を体に巻きつけたようなものなど、民族衣装のような印象だ。携帯電話やデジタルカメラなどで撮影するギャラリーの姿が多く見られた。

 パントマイムでは、「神戸ビエンナーレ」で特別賞を受賞した「いいむろなおきマイムカンパニー」がアートパフォーマンスを披露。黒い衣装に同店の帽子をまとったパントマイマー5人は白い箱やかばん、人形を使って不思議な世界観をつくり上げた。

 「服は帽子に合わせて選ぶ」と話す同店常連客の男性は「ファッションショーを生で見るのは初めてなので、ずっと楽しみにしていた。想像以上にかっこよかった」と話す。

 同店の山内亮一店長は「神戸の最高のロケーションで、おしゃれな街神戸に一番似合う帽子をアピールしたかった。たくさんの方が集まってくれてうれしい」と笑顔を見せた。

 「ラ・コッポラ・ストルタ」は2007年8月に日本1号店として神戸店がオープン。「コッポラ」はもともとイタリア・シチリアで生まれた帽子の総称で、「ピランデッロ」と呼ばれるシチリア州パルレモ地方伝統のハンチングタイプと、「メウザ」と呼ばれるカターニャ地方伝統のキャスケットタイプに分類される。同ブランドで扱う帽子の生地はすべてイタリア製で、縫製はシチリアの工場でシチリアの女性たちの手によって、一つひとつ手作りされている帽子ブランド。

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