花絵の展覧会「インフィオラータこうべ北野坂」が5月1日より、神戸・北野エリアで開催される。
インフィオラータは「花を敷き詰める」という意味のイタリア語で、道路や広場をキャンバスに見立て、色とりどりのチューリップの花びらで絵を描くイベント。神戸では毎年この時期に開催され、今年で14回目を数える春の風物詩にもなっている。
使用するチューリップの数は45万本、花絵のテーマは「神戸・北野坂」。縁取り用の木のチップは6千リットル、芝生も1,000平方メートルを用意。地元住民や小学生、一般募集で集まった参加者ら約500人が作成する花絵。初日の9時から作成が始まり、15時には完成予定だという。1日・2日の18時からは「ロマンチック・インフィオラータナイト」と題し、ライトアップを行う。
同イベント実行委員会担当者は「花びらはどうしているのか、という質問をよく受けるが、大規模な球根栽培を行うチューリップの産地では、球根に栄養を回すために花びらは刈り取られ、捨てられてしまう。当イベントでは、その捨てられてしまうチューリップで花絵を描いている」と話す。「美しい花絵で彩られた街並みを皆さんでぜひ楽しんでいただければ」とも。
5月3日まで。