南京町商店街振興組合(神戸市中央区栄町通1)が主催する「中秋節」が9月22日より、南京町で開催される。
中秋節とは、旧暦8月15日の「十五夜」に月を愛で秋の収穫を祝って地の神様を祭る節句で、今年は9月22日。中国では昔から家族そろって円形に食卓を囲み、欠けのない満月のように丸い食器で食事をとり家族団らんを楽しむという。同時期に中国の伝統菓子である「月餅(げっぺい)」を親しい人へ贈る習慣があり、会場では「中秋節に欠かせない」(同組合)という月餅(500円)の販売も行う。
昨年は2日間で4万6,000人が訪れたという同イベント。今年は開催日が5日あることから6万人の人出を見込んでおり、巨大ガラポンで運試しができる「福球(ふくだま)」(500円)も行う。
開催中、神戸市立兵庫商業高等学校龍獅團による「龍舞・獅子舞」や、神戸華僑総会華芸民間舞踏隊による「中国舞踊」、神戸華僑総会太極拳協会による「太極拳」なども披露。各日12時~18時には西遊記の4人の登場人物が広場祭壇への参拝方法指南する「祭壇参拝&記念撮影」も行う。線香は1本100円。
26日には獅子が南京町内を回って各店から祝儀をもらう「獅子舞採青」を予定。12時~14時30分は西安門から南京町広場まで、17時~19時までは長安門から南京町広場までを回る。
同イベントは秋の南京町を代表するイベントで、今回で13回目。家族連れや若いカップルの姿も多く見られ、「獅子舞」や「龍舞」が人気を集めている。同組合担当者は「25日にはもちつき大会、26日にはチャイナドレスを着てこられた方を無料で撮影する『チャイナドレス写真館』などの参加型イベントをたくさん設けた。普段とは違うイメージの南京町を楽しんでほしい」と話す。
今月26日まで(天候によりスケジュールの中止・変更あり)。