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神戸でプロロードレーサーとの交流イベント-ファン22人と市内を走行

終始和やかなムードで約40キロの道程を楽しんだ

終始和やかなムードで約40キロの道程を楽しんだ

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 三宮を中心に神戸市内で12月4日、プロロードレーサー中島康晴選手を迎えて交流イベントが開催された。主催は自転車愛好家のための活動を推進している「めりなすネット」。

スポーツカフェバー「スポルテリア」での親睦会参加者ら

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 UCIコンチネンタルチーム「Team NIPPO」に所属する中島康晴選手。昨年は新潟国体ロードレースで福井県代表として優勝し、さらに熊本国際ロードで優勝した。今年も千葉国体ロードレースで優勝し2連覇を達成している。日本だけでなく、自転車ロードレースの本場であるヨーロッパ諸国でも活動している。

 中島選手を迎える交流イベントの関西での開催は今回が初めて。当日は地元兵庫をはじめ、大阪、京都、福井など遠方からもファン22人が集まった。本格的に自転車競技を行う人だけでなく、ロードバイクに乗って間もない中学生から60代の男性までと幅広い層が参加した。

 コースは、みなともり公園(神戸市中央区小野浜町3)をスタートし、現在開催中の神戸ルミナリエ会場や北野異人館周辺を走行した後、再度山、麻耶山、六甲山を結ぶ六甲山系を縦断。上り坂では悪戦苦闘する場面もみられたが、紅葉が残る初冬の山景や「六甲山牧場」で放牧された羊を見ながら終始和やかなムードで約40キロの道程を楽しんだ。途中、標高700メートルに位置する摩耶山の山頂近くにある展望広場「掬星台(きくせいだい)」からは美しい神戸の街並みが一望でき、参加者の疲れを癒やした。

 走行後、さらにファンが合流しスポーツカフェバー「SPORTEREA(スポルテリア)」(神戸市中央区北長狭通2)で親睦会を開催。大型モニターなどで自転車ロードレースの映像を鑑賞しながら中島選手との交流を深め、さらに、今月27日に26歳の誕生日を迎える中島選手へのサプライズ企画も用意された。

 「スポルテリア」代表の安永英治さんは「神戸はサッカーやゴルフなど多くのスポーツが発祥した地だが、そのことがあまり知られていない。もっと気軽にスポーツと触れ合いながら神戸を盛り上げていく場としてスポーツカフェバーを活用してほしい。スポーツと神戸を結びつけていく今回のようなイベントは大歓迎」と話す。

 同イベントに京都から参加した最年長の60代男性は「プロロードレーサーと一緒にサイクリングできるのはめったにないこと。ゴール後に親睦会も開催され、中島選手とゆっくり会話できたのもうれしかった」と笑顔で振り返った。

 中島選手は「神戸の街の景色とおしゃれな雰囲気が好きで、以前から自転車で走りたいと思っていた。それが実現してうれしい。関西の自転車ファンの皆さんと交流できるイベントをこれからも開催していきたい」と語った。

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